小樽市建設部公園緑地課は、今年3月に募った公園ボランティアの参加者による植花を、6月24日(日)10:00から入船公園のサークル花壇で実施した。
同ボランティアと入船公園グランドで日頃練習している入船フェニックスメンバーとコーチ15名と、公園近隣の桜ヶ丘町会会員ら約100名が協力した。
同課の初の取り組みとなるこの事業は、「みんなで育てる、みんなの花壇へ」をテーマに、3月に同ボランティアを100名募り、育苗資材セットを渡し、春分の日から3月末を目処に種を植え、本日まで丹精込めて育ててもらった。その様子を、4月から同公園緑地課のHPで、花壇ボランティア投稿者による花の生育状況を掲載し紹介した。
24日に苗を花壇に植え込むこととなり、同ボランティアが種が育てた約820株と、購入した6種類の苗約1,000株も同時に植花。
10:00前から花苗を持参した参加者がぞくぞくと集まり、受付で自分の花が分かるように札に名前を記入した。生育状態は様々で、花が咲いている苗もあれば、風に飛ばされそうな細い苗もあった。近隣の施設の入居者からも苗が届き、これまで一生懸命育てた様子が伺われた。
銭函から参加の竹内勝治さんは、キットに入っていた種を全部植え50株の苗を持参し、「初めてマリーゴールドを育てたが、上手く育ってくれた」と話し、花壇に綺麗に植えていた。
野球少年達は、ユニホームを泥で汚しながら、小さな手に軍手をつけて、移植ゴテで穴を掘って苗を入れ、土をかける作業を繰り返した。
元気に育つように肥料が蒔かれ、1時間ほどで作業は終了。解散後は、同課職員が残り、花壇の水遣りを行った。
「公園花壇ボランティア」の立て札が立てられたサークル花壇は、綺麗なアーチ状に苗が並び、今後、色とりどりの花が咲き、公園を訪れる人々の目を楽しませる。
同課宮田純一課長は、「大勢の方が参加してくれた。4ヶ月間小さな種から育て、苦労もあったと思う。一生懸命に育てた形が、小さいものから大きいものまで様々に花の苗に現れている。今後、近隣町会との協力を得ながら、同課で管理していきたい。多くの方々が足を運び、花の成長を楽しんでもらいたい。今回は入船公園でスタート。別の公園でも考えたい」と話した。
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