6月17日(日)に行われる、おたる運河ロードレース30回記念大会の前夜祭が、16日(土)17:00から、小樽観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで開かれ、同大会実行委員長の外園光一実行委員長をはじめ、ゲストランナーのエリック・ワイナイナさん、森井秀明小樽市長と関係者、抽選で選ばれた出場選手ら約200名が参加した。
同大会は、1988(平成元)年に小樽港開港90周年を記念して始まり、今年で30回目を迎えた。市内小中学校からの応募も増え330名が参加。エントリー数は、過去最高の3,807名となった。
抽選倍率3倍を通過した前夜祭参加者が続々と訪れ、前日受付を済ませると、同プラザ中庭に設けられた、小樽ならではの食を味わうブースで料理を堪能。
小樽あんかけ焼そば親衛隊によるご当地グルメのあんかけ焼きそばには、一時、長蛇の列ができるほどの人気。小樽水産加工協同組合により第2回水産加工グランプリ銀賞受賞したヤン衆まるごと鰊(小樽かね丁鍛冶)・寒干し棒たら炊き・6社のにしん小樽漬・おから鰊番屋漬(井原水産)・にしんやたこのマリネや、地ビール・ワイン・地酒等が並んだ。
3番庫ギャラリーでは、石橋八千代さんがMCを務め、札幌在住のシンガーソングライターすずきゆいさんのウエルカムライブ、ケニア出身マラソン選手でオリンピックメダリストのエリック・ワイナイナさんのトークショー、じゃんけん大会、交流会が行われ、参加者は有意義な時間を過ごした。
森井市長は、「歴史ある町並みや浜風を感じながら、気持ち良く走れるレースを楽しんでもらいたい。ゲストランナーのエリック・ワイナイナ選手と交流をし、皆さんにとってベストなスピードでベストなレースになるよう期待している」と挨拶した。
過去30回連続出場している5名の内、会場には、札幌在住の太田亙さん(59)と白老在住の峰吉修さん(69)が招かれ、ワイナイナ選手と硬い握手を交わした。
ワイナイナ選手は、1973年ケニア共和国に生まれで、現在は東京在住のマラソン選手。1993年に来日し、1994年に北海道マラソンで初優勝を飾り、翌年の1995年の東京国際マラソンも優勝。アトランタオリンピックで銅・シドニーオリンピックで銀を受賞。アテネオリンピックでは7位の成績を収めている。
故郷ケニアの様子を語り、「小中学校まで片道10kmの距離があり、遅刻しないように走りながら通った。北海道は大好きで、ケニアに帰ったようだ。小樽では短い時間だったが散策し写真を撮り、寿司を食べた」と語り、参加者の質問にも笑顔で応じた。
明日のロードレースは、ハーフマラソンコースに出場、最後尾からスタートし、市民を励ましながら走る予定。
太田さんは、「最初は10kmコースに出場していたが、明日は、15位以内を目標に5kmコースにエントリーしている。これまでの最高成績は5kmで6位。やり始めると続けることが好きで、現在もレスリングの選手を続け役員も務めている。体力が続く限りロードレースに出場たい」と話し、峰吉さんは、「数年前に白老に越したが、小樽に生まれ長い間住んでいた。札幌の国民健康保険団体連合会に勤務し、同僚との付き合いでロードレースに参加。会場で終わった後のビールが美味しくてずっと続けている。健康であったからできたこと。明日は5kmにエントリー。ゆっくり無事に走る事ができればと思う。今後もずっと続けたい」と話した。
明日17日は、色内埠頭公園大会会場(色内3)で、第30回運河ロードレース大会を実施。8:30に開会式・ハーフコース9:00・10kmコース9:25・5kmコース9:15・2km9:20にスタート、ゴールを目指す。
◎第30回小樽運河ロードレース大会開催のお知らせ
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