台湾の学生と和やかに交流 未来創造高校


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 小樽商業高校と小樽工業高校が再編・統合され、新設校として4月にスタートした北海道小樽未来創造高等学校(最上1・伊藤良平校長)では、5月30日(木)10:00から12:30まで、5 泊6日で訪日教育旅行中の高雄市立楠梓高級中学(台湾)の学生と交流会が行われた。
miraisozoH2.jpg 楠梓高級中学の1年から3年までの生徒20名と、引率の許文宗校長ほか教員2名と通訳1名の計24名が同校を訪問。歓迎セレモニーや授業風景を見学し、昼食会や交流会が和やかに行われた。
 交流会を中心となって運営する生徒会メンバーが、歓迎の幕を掲げ玄関先で出迎えた。歓迎セレモニーでは、伊藤校長は、一期一会について紹介し、「この言葉のように、一度きりのこの一瞬を大切にして、言語や文化の違いを超えて心と心が通い合い、最高のおもてなしをしたい」と述べた
 続いて、生徒会長の相原悠希君は、「私達は、機械や電気・建設、そして流通や情報会計について学び、将来その専門能力を生かして社会に貢献できる人材になることを目標としている。国際的にも活躍できるよう日々勉強に励んでいる。台湾の皆さんと末永く交流を続けたい」と台湾語で挨拶した。
miraisozoH3.jpg 許文宗校長は、「未来を創造するという校名に興味を持った。我が校の学校理念と未来に貢献する意味で一致している。縁があって会い、両校の交流を持ちお互いを深め、ぜひ我が校にも来てもらいたい」と述べた。
 台湾の生徒からダンスのパフォーマンスが披露され、同校生徒も一緒に踊った。訪問を記念して、伊藤校長からはガラスのランプを、許文宗校長からは、両校の名前入りの盾などが贈られた。
 同校の歴史や概要とあわせ、小樽の歴史についてもスライドを使って解説。小樽駅(1934年)と台南车站(1936年)との造りが似ていることや、台湾からの観光客が、年間25,000人以上訪れていることなどにも触れた。
 機械加工実習室で機械科の金属を使った加工授業を見学。自分達でプログラムすることなどを説明した。
miraisozoH4.jpg 体育館では、剣道部の受身稽古と掛かり稽古が披露され、外に出て、建設科の測量用のレベルとスタッフを使った地面からの高さを測る授業も見学。
 昼食前には、吹奏楽部による琴の演奏が披露され、昼食後に、折り紙など日本文化に触れながら生徒同士の交流を楽しんだ。
 北海道訪日旅行促進協議会は、2009(平成21)年から、台湾から北海道への教育旅行を誘致し、千歳観光連盟・北海道運輸局・北海道経済部観光局が事務局を担っている。
 平成29(2017)年度には9校が、平成30(2018)年度は、4月に3校・5月に3校が北海道を訪れた。6月には現在1校を予定。
 北海道小樽未来創造高等学校
 北海道訪日旅行促進協議会