市内塩谷の有料老人ホーム「シルバーハイツ寿楽」に居住する、梅田ミヤさん(82)の寄付金630万円で購入したマイクロバス1台が、10月4日(水)、小樽市教育委員会に贈呈された。
このマイクロバスは、三菱ふそう自動車の定員29名の4WD車。桃内・忍路地区の児童のためのスクールバスとして利用される。スクールバスの運行経路は坂路が多いことから、通学児童の安全を高めるために四輪駆動でABS装備車が選ばれた。
小樽市役所正面で、10月4日(水)11:00から、納車されたマイクロバスを前に贈呈式が行われた。梅田さんから「本当に立派な車で、役に立てて頂いてとても嬉しいです。私は子供を育てていないけれど、子供の大切さは分かります」と話し、小樽市教育委員会の菊譲教育長は「財政も厳しい中、こんな素晴らしいものを頂けるとは思いませんでした。早速、桃内・忍路地区の子供たちに乗ってもらい、動く教室として団らんの場になってもらいたい」と喜んでいた。
このマイクロバスは、同日、桃内・忍路地区の児童たちの下校時に初運転され、児童たちに喜ばれていた。