小樽天狗山(標高532.4m)山頂にある樹齢100年以上のエゾヤマザクラが、5月12日(土)の陽気に誘われ開花し、訪れた観光客らの目を楽しませている。
同桜は、明治時代に植樹された大木で、市内で一番遅く咲く桜として知られ、「天狗桜」と呼ばれ親しまれている。
小樽天狗山ロープウエイ・スキー場HPで、開花状況を報告。5月3日(木)に蕾が膨らみ始め、5日(土)開花間近となるが、その後の数日は肌寒い日が続き、本日開花した。昨年も12日の午前中に3分咲き、午後に8分咲き、13日には満開となった。
同スキー場の職員によると、「現在、5~6部咲きで、明日には満開を予想している。週末にあわせ開花し、多くの人に桜を見てもらいたい」と話した。
山頂の景色を見ようと訪れた人々は、丁度開花した桜をバックに写真撮影にいそしんでいた。開花を待ちわびていた写真愛好家の男性は、「花の付き具合が少なくなった」と心配していた。
5月下旬にはスライダーを開始し、6月にはシマリス公園や自然体験施設・天狗広場を開園する予定。
今年は、全国的に例年よりも早く開花した便りが多かったが、釧路と稚内のエゾヤマザクラの開花が宣言され、今日で桜前線も終着した。
小樽天狗山観光振興会は、6月3日(日)10:00から、山開きイベント「天狗山クリーンハイキング(清掃登山)」を実施する。参加者には、軍手・ゴミ袋・飲料水・ロープウエイ下り便無料券・レストラン食事10%割引券、次回使用できる天狗山スライダー1回無料券を進呈。登山後には豚汁の無料配布もある。
◎小樽天狗山ロープウエイ・スキー場
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