第8回輪絵画会(わかいが)展が、4月18日(水)から22日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開催している。
2014(平成26)年1月に亡くなった、古屋五男氏が講師を務めていた絵画教室の生徒達の発表の場「輪絵画会展」を、古屋ギャラリー(花園4)がなくなった後も、同館に場所を変更して継続。4回目の開催となった。
今回は60代から70代の10名が1人5点ずつ出展。水彩・油彩など約50点を展示している。
同会名の「輪」は、互いに助け励まし合う仲間で、「輪絵画(わかいが)」は、若い気持ちをいつまでも持ち続け、絵を描こうという意味を込めて古屋氏が名付けた。その通り、生き生きと、個性豊かに個々の作風を貫き、自己主張が作品に表れているのが、同会展の特徴でもある。
現在は、小樽市産業会館(稲穂2)杜の広場で、毎週火曜日に代表の桑原正憲さんとメンバーが集まり、古時計や人形などを画題に、画材も描き方も自由で、和気藹々と楽しく絵を描いている。
桑原代表は、「昨年よりも更に自分の色があり、明るい絵になってきた。それぞれの個性を大切に、崩さないことが長続きの秘訣」と話す。
人物画が得意な佐々木之江さん、個性的な描き方をする大嶋勝子さん、教室仲間をモデルに特徴を捉えて描いた江田裕美子さん、様々な画題に取り組み個性が光り、来場者の目を楽しませている。
桑原代表は、「会場の壁を埋めたい一心で、みんな5点ずつ描いた。それぞれに特徴ある絵を楽しんでもらいたい。これからも続けていくつもり」と話した。
第8回輪絵画会展 4月18日(水)〜22日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
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