小樽フィルムコミッション(FC)が、隔年で開催する「小樽ショートフィルムセッション(小樽を舞台にした短編映画コンテスト)」で、これまで4回連続入賞している映像作家の大槻圭紀氏が、小樽に残る古い建物や美しい景観の観光スポットを10回シリーズで紹介するショートムービーの制作費(20万円)の支援をクラウドファンディングで求めている。
現在、大槻氏は、映像コンテンツの企画制作・プロモーションを行う株式会社動空(東京都豊島区)を運営しているが、2011(平成23)年にたまたま同セッションに応募した作品『古道よりふたたび』が市長賞を受賞。以来、毎回作品を応募する常連となり、これまで何度も小樽に足を運び、小樽ファンとなるなど、小樽との繋がりを深めてきた。
もともとデジタルアニメーションの制作を専門としており、同セッションの応募作品の条件が「小樽の風景が撮影されたもの」であったことから、実景と得意のアニメーションを合成した独特の作風となっており、高く評価されている。
また、これまでの4作品は、毎回、同じ2人の女性アニメキャラクターを主人公としていることから、同セッションでは、すっかりお馴染みのキャラになっている。
1.古道よりふたたび
2.古道への長い道
3.古岸の蛍
4.港町素描
今回の企画は、同セッションとは別のもので、『想いめぐる町』をタイトルに、この2人の女性キャラが小樽の観光スポットを1話1カ所、約1分のショートムービーで紹介するもの。10話を予定しており、小樽で活躍する「劇団うみねこ」の団員も声優として参加する予定だ。作品はYouTubeなどweb配信する。
大槻氏は、これまで動画制作のために小樽市内を実際に歩き、歴史なども調べる中で、「有名な場所よりも、一般には知られていない小樽の良さを紹介し、これから小樽観光を予定している方々に、広く長く楽しんでいただけるコンテンツを目指しています。動画を通じて小樽観光の活性化に寄与できればと思っており、ぜひこの企画を応援していただきたい」と話している。
クラウドファンディング「PLAN GO」HP
クラウドファンディングの募集期間は5月14日まで。目標金額20万円。
動画制作企画についての問い合わせは、株式会社動空・大槻氏へ
TEL:03-3917-4160・Eメール