おたる水族館(祝津3)は、今シーズン2例目となるゴマフアザラシのワカメ(10歳)が、3月29日(木)18:00から19:00の間、メスの赤ちゃんを出産。海獣公園の出産プール前には、観閲場所を一部制限しているが、出産終の親子2組の仲むつましい様子を観ることができる。
前回に引き続き、父親はアサオ(17歳)で、母親ワカメは初産とあって、飼育員を心配させたが、お互いに寄り添い、30日(金)には最初の哺乳を確認できたという。
生まれた時は体重7.46㎏・体長70cm。生後4日目の4月2日(月)朝は体重9.9kg、夕方の体重測定では、10.3㎏に増加していた。
新野雅大飼育員は、「子どもにとって母乳が一番で、私達飼育員が手を出さなくて良かった。母に栄養がいくようにケアをして、赤ちゃんのことは母親のワカメに任せる。とりあえず一安心だが、今後も見守っていく」と話した。
3月26日に生まれたモンコの赤ちゃんは、すでに泳ぎ始め、すくすくと成長している。この2頭で、今シーズンのアザラシの出産は終了。
なお、平成28(2016)年に誕生したセイウチ「しずく」の2歳の誕生日を、4月6日(金)11:00から、セイウチの食事タイム内に実施。ホッケの切り身と氷で作ったバースディケーキと新しいおもちゃをプレゼントし祝う予定だ。
◎おたる水族館HP
◎関連記事