“第57回小樽市文化祭”美術市展で幕開け! 


culturalfes.jpg 小樽市内に“文化の秋”が到来した。美術館や産業会館など5会場で開かれる「第57回小樽市文化祭」が、9月27日(水)から11月3日(木)までの日程で開かれた。
 「第57回小樽市文化祭」は、小樽市・小樽市文化祭実行委員会の主催。美術館(色内1)、産業会館(稲穂2)、市民会館(花園5)、市民センター(色内2)、生涯学習プラザ(富岡1)の5会場で開かれる、小樽の秋の恒例の文化行事。美術市展・書道市展・写真展・盆栽展・俳句大会・映画会など、様々なジャンルの文化イベントが次々と開かれる。
 文化祭の幕開けとなる「美術市展」会場の美術館で、27日(水)10:00から、小樽市文化祭開会式が行われた。小樽市鈴木忠昭助役が、「今日から始まる小樽市文化祭で、市民が楽しみにしている美術市展が、今年で60回目の節の時に開催され、大変嬉しく思います。小樽市文化祭が盛大に開催されることを願っております」と挨拶し、テープカットで秋の文化祭が幕開けした。
 60周年記念の美術市展には118人が出品し、油彩や水彩、日本画などの絵画と工芸作品120点が入選した。今年は、60周年記念大賞が用意され、夕暮れの海岸の壊れた木の船が描かれた、谷川原征志さんの「破船」(油彩画)が受賞した。古屋五男市展委員長は、「今年は水彩画の作品が多く出点された。作品の傾向としては写実的なものが多い。その中で、特に油彩画の作品のレベルが非常に高く、受賞作品も多い。50号や40号の大作もあり、今回の市展は活気が見える」と、会場に並ぶ大作に目を止めていた。
 美術市展は、市立小樽美術館で10月8日(日)まで。10月2日(月)は休館。

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