靴下カバーで被災地と繋ぐ!200足寄贈


sockscover1.jpg 2011(平成23)年3月11日の東日本大震災から7年が経過した。被災者を元気づけようと、杜のつどいボランティアサークル「陽だまりてしごと」(釜野春代世話人)は、2012(平成24)年から手編みの靴下カバーの寄贈を続け、2017(平成29)年12月には200足を被災地へ。
 到着後すぐにカバーを履いて喜ぶ姿の写真や、「温かい靴下カバーありがとう」「びったり合いました。素敵な靴下カバーありがとう」などの感謝のメッセージと、手作りの手芸品が添えて届けられ、心温まる交流が続いている。
 NPO法人サンガ岩手盛岡(岩手県盛岡市多須川町)へ100足・石巻仮設開成団地(宮城県石巻市)に住む阿部圭子さん宛てに50足、昨年から、双葉町社会福祉協議会が開くサロン(白河町)へ50足を、12月1日(金)に梱包して発送した。
sockscover2.jpg 同カバーは、杜のつどいで編み物教室を指導する釜野さんがまとめ役となり、編み物好き5名が協力。同サークルとは別にボランティアサークルとして月1度集り、完成したカバーを持ち寄り、アイディアの交換や次のカバーを作る毛糸を持ち帰る。ほとんどが自宅で編み物を行なっている。
 ガーダー編みで8cm×8cmのモチーフを編む丈夫でしっかりとしたもの。靴下の上から履き温かいと評判。
 三浦孝子さんは、1年間で100足を編み上げる名人。昨年は105足を完成させた。こつこつと暇をみては編み、生活の一部になっているという。
 本日も、1ヶ月半かけて編んだ14足のカバーを持参した。配色や編み方を工夫したり、左右が分かるように模様を加えたり、基本の形からそれぞれに独自の工夫を凝らし、愛情が伝わる。
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 「お礼の手紙や写真を見ると励みになり、やめられなくなる。もういいって言われるまで続けようと思う」と話した。
 64足完成させた吉田節子さんは、送られてきた写真を見て、「私が作ったカバーを履いてくれている。嬉しい」と喜んだ。
 大木幸子さんも仲間の作ったカバーを参考に、新たな模様に挑戦する予定だ。新メンバーも加わり、2足目を編みながら「難しくない」と意欲を示した。
 すでに、12月に寄贈するカバーの制作が始まっている。
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