小樽市文化団体協議会(川村治男会長・56団体)は、2018(平成29)年度小樽文化賞「文化貢献賞」を、小樽管弦楽団(青木眞一郎代表)に授賞したと発表。
同協議会は、小樽市の芸術文化の普及と振興を図るため、芸術文化の向上に関し、功労が顕著な個人・団体に対して「文化貢献賞」を、また、今後の活動が特に期待される個人・団体に対しては「文化奨励賞」で表彰している。
12月14日(木)に、表彰選考委員会を開き審査の結果、50年もの長きにわたり活動を続けてきた同楽団が相応しいと「文化貢献賞」を贈ることとした。「文化奨励賞」に該当者は無かった。
文化貢献賞は1987(昭和62)年度から今年度で31回目となり、2016(平成28)年度まで90名・3団体を表彰し、1996(平成8)年度に開始した文化奨励賞は、2016(平成28)年度まで14名・1団体を表彰している。
小樽管弦楽団は、1967(昭和42)年に小樽市文化祭で演奏会デビュー。市内では初の本格派オーケストラとして、毎年、春のミニコンサートと秋の定期演奏会を実施し、親しまれ続けて50年。現在の会員は、小樽をはじめ札幌・余市在住の80歳代までの約40名。
数多くのアーティストとの共演により、小樽のクラシック界をリードしてきた。昨年10月29日(日)、創立50周年記念演奏会では、満員の聴衆を魅了した。
川村会長は、「もっと早くに受賞すべき団体。これまで以上に大きな活動をしてもらいたい」と期待を寄せている。
創立メンバーでヴィオラ奏者・清水三佐子さん(事務局)は、「指揮者が不在となり厳しい時期もあったが、好きでやってきて、気がつくと50年が過ぎていた。音楽好きが集まり仲間がいて楽しい。会員は素晴らしいことだと受賞を喜んでいる」と話した。
5月3日(木・祝)に、市民センター(色内2)マリンホールで行われる春のミニコンサートへ向け、2月から練習が始まる。
2月1日(木)にニュー三幸(稲穂)4階ホールで、表彰式が開かれ、創立50周年記念演奏会のDVDを放映する予定。
◎小樽管弦楽団
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