小樽市指定歴史的建造物の旧遠藤又兵衛邸(現立正佼成会小樽教会・富岡1)で、9月15日(金)から17日(日)まで、こぎんの会(井澤栄子会長)が、第3回作品展を開いている。
同会は、青森県の伝統工芸「こぎん刺し」を楽しむ会。40代から80代の女性15人が、生涯学習プラザ・レピオで月1回活動している。第3回の作品展には、バッグやクッション、コースターなどの力作が並び、体験学習や作品の販売も同時に行っている。
こぎん刺しは、藍染の麻地に白い木綿糸で織目に沿って手刺しするものが基本だが、現在は用途によって木綿地やウール地なども用いる。白い木綿糸を一針一針丹念に刺し続けて完成させていく。「こぎん刺しは装飾品が主体になっているが、昔はTシャツなどの衣類が主体だった。今回の作品展には、原点に戻って衣類を展示しました」(高橋真理子さん)
300年の伝統あるこぎん刺しの作品展は、小樽の豪商の大邸宅・遠藤又兵衛邸で、9月15日(金)から17日(日)までの10:00~17:00。入場無料。