小樽ゆき物語関連事業のひとつ、夜のまちなみ散策ガイドツアーが、12月2日(土)から1月27日(土)の毎週土曜日(12月30日と1月6日除く)に実施している。
ガイドするコースは、小樽観光物産プラザ(色内2・運河プラザ)をスタートし、旧安田銀行小樽支店(色内2・花ごころ小樽支店)を左折して、小樽郵便局まで建ち並ぶ歴史的建造物や銀行などの解説、旧手宮線を折り返し、小樽運河浅草橋街園で解散となる1時間ほどのコース。
情緒溢れる小樽の夜の街並みを、有資格者の小樽観光協会サポートガイド「おたる案内人」がガイドするツアーで、少人数でも無料で気軽に参加できる。ツアー希望者は、運河プラザ内に設置した受付カウンターで直接申込む。
おたる案内人が実践できる場所をと、初心者からベテランまで16名が交代で、延べ56名が参加する。
初日の2日は、博多・札幌・旭川の5組10名が参加。案内人2名ずつが4班に分かれて、受付を済ませ人から随時出発。夜の小樽へ繰り出した。
2回目の9日は、沖縄・広島・千葉・札幌・小樽から10名が、4班に分かれ7名の案内人が対応した。雪は止んだが、17:00には−4.4℃を記録し、1日中氷点下が続く真冬日となり、厳しい寒さの中、案内人のガイドに耳を傾けた。
1班は、千葉と沖縄から観光で訪れた3名が参加。案内人4年目の阿久津米子さんと3年目の小柳陽子さん・林イトさんの3名がガイドを務めた。
デビューとなった林さんは、運河プラザを出発し、中央通りの歴史的建造物を案内。「緊張してしゃべれなかった」と反省。小柳さんへバトンタッチし、銀行が建ち並ぶ北の商都の名残が残っている建物を中心に解説した。
旧手宮線からは、ベテランガイド阿久津さんが案内役を務め、旧手宮線について、明治3年に敷かれた鉄道の歴史など、エピソードやクイズを交えて印象づけた。小樽の冬の大イベント「小樽雪あかりの路」についてもPRした。
旧日本銀行小樽支店に保管していた札がねずみに食べられるエピソードや、外壁にある見守り役のふくろうについても触れた。
千葉から参加の男性は、「案内人のガイドは初めてで良かった」と話し、沖縄から小樽に住む女性は、「分かりやすい説明だった」と、沖縄の友人男性は、「歴史的背景が聞けて良かった」と満足した様子だった。
夜のまちなみ散策ガイドツアー
12月2日(土)・9日(土)・16日(土)・23日(土)・1月13日(土)・20日(土)・27日(土)
17:00〜18:00 運河プラザで受付 参加費無料 所要時間約1時間 荒天時中止
◎小樽観光大学校「おたる案内人」
◎関連記事