森井市政2年目もNO! 一般会計決算で"不認定"!


 小樽市議会(鈴木喜明議長)の決算特別委員会(酒井隆行委員長)は、11月24日(金)に最終日を迎えたが、森井秀明市長2年目の行政執行成績とも言える一般会計決算は、全委員が不認定を突きつける、昨年同様の結果となった。
 不認定とした理由は、いずれの会派も、除排雪事業費について、市民からの要望が多数寄せられたにも関らず、必要な排雪が適正に行われなかった点や、高島漁港における森井市長の後援会関係者が関わる観光船事業者に対する違法な許認可に関する不適切な行政執行が指摘された。
 また、この他に、市長が公約に掲げる市民プールについては何一つ進展が認められなかった点や、国の通知により予算の流用が適切ではないとされる市長交際費について、職員課の共済費からの流用により不足分を補てんしたことなどが指摘がされた。
 特に、交際費の流用については、昨年度の決算不認定の主な理由となった、森井市長の後援会幹事長代理を参与として任用し、報酬予算が否決されたにも関らず、議会審議の必要のない流用予算により任用を継続。この財務会計のルール無視を、懲りもせず繰り返す、森井市長に対する、半ば、諦めに似た感想も聞かれた。
 一般会計以外の特別会計及び各企業会計等の決算については、賛成多数で認定された。
 すっかり、決算不認定が当たり前の状態になりつつあるが、このままでは、小樽市の財政規律はもちろんだが、”落第市長”の下での職員のモラルが低下しないか、大変危惧される事態になっている。
 H291124決算委員会1(共産・新谷、自民・山田、中村各議
 H291124決算委員会2(民進・高橋、公明・斉藤両議員)
 H291124決算委員会3(討論・採決)
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