小樽地区保護司会(馬場孝治会長・76名)の保護司・渡邉洋子さん(76)と北嶋恭子さん(76)は、平成28(2016)年秋と平成29(2017)年春に藍綬褒章を受章。11月20日(月)に市長表敬訪問が実施された。
藍綬褒章は、長年の努力により、公衆の利益に貢献した者に授与される名誉ある賞で、2人は、罪を犯した人達の更生保護に尽力してきた。
保護司は、保護司法・更生保護法に基づき、法務大臣から委嘱を受けた非常勤の一般職国家公務員で、犯罪や非行をした人の更生が任務。
渡邉さんは、保護司になって27年、北嶋さんは25年と共にベテラン。数々の受賞経験を持ち、平成30(2018)年5月30日に揃って定年を迎える。
市長は、「苦労を積み重ね、ありがたく、またおめでたいこと。これからも引き続き、活躍してもらいたい」と栄誉を称えた。
渡邉さんは、研修部長の経験があり、「ぐっと引き締まる思い。名誉なことです」と喜び、「受け持った子どもが、1年に1度会いに来てくれることがとても嬉しい」と話した。
北嶋さんは、研修部長や監事、副会長を歴任。「昔は携帯電話や家の電話もなく、連絡を取るのが大変だった」と苦労話を述べ、「思いかけないことで、良い思い出になった」と受賞を喜んでいた。
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