文化の日!民謡・芸能の集いに300人



 第68回小樽市文化祭に関連して、11月3日(金)の文化の日、13:00から小樽市民会館(花園5)大ホールで、「民謡・芸能のつどい」が開かれ、延べ300人が来場し、小樽の歴史ある民謡や芸能を鑑賞した。
minyoutsudoi1.jpg 同文化祭は、1950(昭和25)年から、市民の文化・芸術への意識高揚や文化団体の育成を目指してスタートし、毎年開催を続けている。今年は、9月27日(水)の美術市展を皮切りに、11月12日(日)までのロングランで多彩な作品展を開催している。
 文化の日に合わせ、毎年、市民会館と市民センターで芸能や合唱の発表会が開かれ、小樽の伝統芸能を多くの市民が親しんだ。
 同つどいには、小樽後志民謡連合会・宝来ひょっとこ踊り・高島越後踊り保存会の3つの団体約70名が出演した。
minyoutsudoi2.jpg 小樽後志民謡連合会による民謡から始まり、 8月1日滝川で開催された全道大会で5位となった秋山瀬奈ちゃん(5)が、「石狩川流れ節」を可愛い姿で熱唱。一般の部で全道優勝経験を持つ安井静穂さんは、息子爽斗君のお囃子で「江差追分」を披露した。
 富山県の民謡「越中おわら節」を宮下航英さんが堂々と歌い、審査員を務める先生方も登場。小樽発祥の「北海浜節」は土屋ミサ子氏が、「津軽あいや節」は相蘇貴子氏が、「南茅部鱈釣り口説」を日和かつ子氏、大御所杉野忠勝先生は「秋田港の唄」。トリは、NHK「民謡魂」等に出演の歌手・日和義貴氏がプロの歌声を響かせ「道南口説節」を熱唱した。
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 宝来ひょっとこ踊り保存会小樽支部は8名が出演し、てっぺん踊りから双愛踊りまで11演目が用意された。途中、ひょっとこ踊りのてほどきや、おかめ面の説明、5年目となる同会や演舞者の紹介もあった。
 最後は、高島越後盆踊りの30名が出演し、笛と太鼓・お囃子に合わせ、揃いの浴衣でステージ上をしなやかに踊り、会場は終始華やいだ雰囲気に包まれた。市内の女性は、「民謡を聞きに来たが、そのまま、踊りも見て楽しかった」と話した。
 11月8日(水)~12日(日)に行われる、高校生の美術作品を展示する「小樽ユース展」が、同文化祭を締めくくる。
 小樽市文化祭について