杜のつどい(大橋一弘会長)は、9月18日(月)の敬老の日にあわせ、恒例行事「健康を祝う会」を、9月15日(金)10:30~14:30、杜のひろば(稲穂2・産業会館1階)で開き、会員90名が参加。そのうち10名がスタッフとなって運営に協力。講演会を聞いて昼食を味わい、お元気隊の踊りや抽選会を楽しんだ。
同会は、現在720名の会員が登録。平均年齢約77歳と思えない元気と笑顔が溢れている。手作りのイベントは、段取りも良く進行され、それぞれの担当者が力を発揮している。
10:45からの講演会では、「もし家族が認知症になったら~知ってほしいこと、してほしいこと」と題して、小樽認知症の人を支える家族の会」の事務局長・斉藤英秋氏(グループホーム敬愛恵の森を運営する株式会社Eライフ敬愛(ケア)取締役社長)が講師を務めた。
85歳以上の4人に1人は認知症と言われ、家族が発症した場合に役立ててもらおうと開かれた。
まず、認知症を理解することから始まり、引き起こす病気(アルツハイマー病など)について解説。認知症のシグナルとなる、物忘れとは違う症状である記憶障害についてや、記憶障害と並んで早くから現れる見当識障害がどういうものか説明。
もし、家族が認知症になり異変を感じたら、早期受診・早期診断・早期治療で、本人が過ごしやすい環境を作ること。保たれている機能に視点を当て、今できることをするよう促すことが重要であると強調した。
昼食には、スタッフが用意したうどんやそばに舌鼓を打ち、潮ねりこみのビデオが上映された。
午後からは、会員15名が出演するお元気隊の踊り8曲が披露される余興を楽しみ、手作りの衣装で華やかに踊る同隊に、観客からは大きな拍手が贈られていた。
大橋会長は、「1年に1度、みんなで顔を合わせ、健康だったねと喜び合う会。皆さん楽しそうで、お手伝いの人もみんな元気で、ボランティアで手伝いたい気持ちを持って参加している。自然な形で友達になり助け合っている」と話した。
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