小樽市議会(鈴木喜明議長)第3回定例会が、9月5日(火)10:00から、市役所(花園2)本会議場で始まった。会期は、9月5日(火)から26日(火)までの22日間に決定した。◎H290905小樽市議会本会議
森井秀明市長が提出した議案は、平成29年度一般会計補正予算をはじめとする議案21件。共産党からは非核港湾条例案が提出された。
提案説明の冒頭、市長は、条例違反であるとされた「高島漁港区における観光船事業者への一連の許可」に関する市コンプライアンス委員会の調査結果について、「このような結果となり大変残念。市政に関わる全ての人に大変申し訳なく思っている」と述べ、時期や内容については言及しなかったが、「私を含めた関係者の処分について検討を進めている」と話した。
平成29年度一般会計補正予算額は、歳入歳出共に19億2,688万3,000円となり、財政規模は574億377万円となった。主な歳出予算は、当初予算に計上しなかった除排雪費や、ふれあいパス事業における市費負担の増額分など。
平成28年度一般会計決算については、帳簿上の収支である実質収支は6億6,268万947円の黒字となったが、単年度の収支バランスを示す実質単年度収支は2億9,827万6,430円の赤字となっており、「厳しい財政状況にある」と報告した。
コンプラ委の結果について、市長は自らの責任を引き受ける前に、職員の処分について言及するなど、いつもながらの責任転嫁が見て取れるが、今議会では、港湾室職員内部から条例違反について懸念する声が無かったのかどうかなど、この問題はこれまでのように時間切れで終わらせるのではなく、徹底的な解明が求められる。
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