北海道仁木町の郷土芸能「仁木町阿波踊り」が、8月27日(日)小樽貴賓館(祝津3)で披露された。男は豪快に女はしなやかに、笛・鐘・三味線・締め太鼓・大太鼓の音に合わせて踊り、見学者たちも思わず踊り出すなど、同館の庭には仁木町の郷土芸能が広がった。
仁木町阿波踊り会にき連(佐坂秀樹会長)25人が、仁木町阿波踊りを小樽で初披露した。小樽貴賓館(旧青山別邸)のイベント企画。同館内ホールと庭園の2ヶ所で流し踊りと舞台踊りが行われた。
男踊りは豪快に個性的に自由に踊り、女踊りはしなやかに美しく踊るのが仁木町阿波踊りの特徴。庭園で披露された流し踊りでは、にき連が一列に並び手や足を軽やかに動かして踊り、その楽しさにつられた見学者たちも踊り出していた。
祝津の工藤信貞さん(80)・たみ子さん(77)は、「腰の振り方や体のこなし方がたいしたもんだ。すごく面白かったです。お子さんもお上手でしたしね。掛け声が良かったわ」と話していた。
佐坂会長は「天気が良くて踊りやすかった。十分に汗をかいて、久々に盛り上がりました。また来年も踊ってみたいです」と、来年同館で行われる牡丹まつりで、高島越後盆踊りとともに踊りを披露する予定だという。