東京体育館(東京都渋谷区)で、8月5日(土)・6日(日)に開催されたカラテドリームフェスティバル2017全国大会(新極真会主催)で、実戦格闘空手道場・雅(稲穂5・佐藤雅美師範)に所属する佐藤夢玲(ゆめあ)さん(9)が、組手小学4年生女子重量級で見事優勝を果たした。
優勝報告を兼ねた表敬訪問が、10日(木)16:00から市役所(花園2)本館2階市長応接室で開かれ、道着姿の夢玲さんと佐藤師範、師範の姉と妹(夢玲さんの母)も出席した。
森井秀明市長は、「すごい、おめでとう。新たなプレッシャーがあり、それを乗り越え続け、活躍されることを祈る。夢に向かって頑張ってもらいたい」と激励した。
夢玲さんは、「優勝できて嬉しい。しっかりみんなと練習して、優勝できるようにがんばりたい」と抱負を語った。
佐藤師範は、「言われたことをきちんとする子、今回は、言われたこと以上にやってくれた。空手を始めて38年、道場を開いて15年。小樽の子どもが、全国で通用するようになったと感じた」と優勝を喜んだ。
夢玲さんは、伯父が師範で、母も兄も空手をする環境であり、3歳から空手を始めた。週5回4時間ほどの練習に励み、大会が近くなると毎日練習しているという。
小1の時から、全日本ジュニア選手権に3度出場し、2015(平成27)年の時に出場した小学2年女子の部で3位の成績が最高だった。
今回、レベルの高い同大会で、強敵ばかりを破り優勝。1回戦は群馬チャンピオンと、上段膝蹴り8秒で1本勝ち。2回戦は極真会主催の全日本空手道選手権大会チャンピオンと、上段前蹴りで優勢勝ち。3回戦は、前年度同大会チャンピオンと上段膝蹴り、技2回で1本勝ち。決勝戦は、淡路島の同大会ナンバー1の優勝候補と対戦して、判定5対0で優勝し全国制覇を果たした。
同大会には、全国各地から代表2,318名が出場し、会場がいっぱいになる大きな大会で、強敵ばかりが集まるレベルの高いもの。
組手小学4年生女子重量級には、全国から選ばれた15名が出場し、しのぎを削った。同大会の道代表数十名のうち、優勝したのは夢玲さんだけで、他には中3男子が重量級で3位の成績を納めた。
11月開催の全日本ジュニア空手道選手権大会には、同道場から北海道代表として夢玲を含め7名が出場を予定。夢玲さんは世界チャンピオンになるという夢に向かって、一歩ずつ歩み出した。
◎新極真会HP