小樽市と姉妹都市提携を結ぶ大韓民国・ソウル特別市江西区に派遣されていた少年少女使節団の帰国報告会が、8月4日(金)13:00から、市役所(花園2)3階第2委員会室で開かれた。言葉の壁を感じつつも、有意義な時間を過ごした。
この度の使節団は、高島小学校校長・加藤達子団長が率いる市内小学校5・6年生6名と、財政部市民税課・中澤秀治さんが参加し、7月26(水)に江西区へ旅立ち、ホームスティなどをして30日(日)に無事に帰国していた。
報告会では、森井秀明市長・上林猛副市長・前田一信総務部長が出席して、使節団員4名(2名欠席)と加藤団長と中澤さんが帰国報告した。
報告に先立ち、森井市長は、「無事に帰国して良かった。顔を見ると充実した楽しい時間だったと感じる。日本との違いもあり戸惑いもあったと思うが、初めての体験で色々な刺激を受けたと思う。将来にわたり活躍する上で、色々な国の方と交流の機会や会話ができることは重要。市としても取り組みを推進していきたい」と述べた。
花園小学校6年・吉川瑞希さんは、日本との違いをまとめて報告した。その中で、「韓国料理はとても美味しく、箸を使って食事をするが、日本よりフォークとナイフを使う回数が多く、電車の切符はカードを使用し、カードには保険が含まれていた。
学校での1年の始まりは3月からで、7月までの1学期と12月までの2学期しかなく、冬休みが2ヶ月もある。学校にいる時間は、日本よりも短いことに驚いた。
ホストファミリーは親切で、日本からの訪問をとても歓迎してくれた。韓国の子ども達と沢山の時間を過ごし、韓国について今まで知らなかったことを知ることができ、とても良い機会となった」と述べた。
中学生の時に、ダニーデンへ少年少女使節団として参加経験のある中澤さんは、「3日目の歓送会で韓国の民謡”アリラン”を韓国の子ども達と一緒に歌い、両市の友好が深まっていることを実感した」と話した。
最後に加藤団長は、プロジェクターを使って、訪問先で撮影した写真を紹介しながら報告。同席した保護者も子ども達の様子を詳しく知ることができた。使節団員は江西区訪問について、8月末までにまとめ提出する課題が残っている。
ナホトカ市への少年少女使節団も、8月7日(月)に出発式を市長応接室で実施し、12日(土)23:00に市役所に到着する予定。
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