小樽市教育委員会は、児童生徒が郷土愛を育むことを目的に、「ふるさと教育の推進」の取り組みを実施。5月1日(月)の向陽中学校を皮切りに、7月25日(火)の長橋小学校まで、市内29校の小中学校で、「潮音頭の振り付けを学ぶ」取り組みを実施。
おたる潮まつり50周年を迎えた昨年(平成28年)度は、市内の小中学校すべてが「潮ねりこみ」に参加。今年も昨年に引き続き全校出場に向け、潮音頭の歴史的背景や振り付けを学ぶ練習会を開いた。
2018(平成30)年4月に統合予定の花園小学校と入船小学校では交流も兼ねて、7月18日(火)・19日(水)・20日(木)の3日間、高学年・中学年・低学年に分かれ開かれた。
初日の18日は、花園小学校5・6年生99名と入船小学校5年生35名が、花園小学校体育館に集まり、日本舞踊藤間流扇玉会・藤間扇玉氏と同会メンバー2名が講師を務め、潮音頭と潮踊り唄の踊り方を学んだ。
昨年も指導を受けて練りこみに参加しているとあって、扇玉氏の説明を聞くとすぐに踊れる児童が多く、輪になって曲に合わせて練習した。
潮音頭の振付けが、手は船・足踏みは波しぶき・手を上げて天狗山であることを説明。潮踊り唄も同様に、振付けの説明後、輪になって踊り、45分で終了。
花園小5年の女子は、「昨年踊ったので、意外と覚えていたので良かった。低学年のお手本になれれば」と話した。
同氏は、「とても元気に仲良く練習していた。練りこみには元気に参加してください」と励ました。
その後、花園小と入船小の5年生が体育館に残り、ゲームを楽しみ交流を深めた。
19日(水)・20日(木)も10:00~10:45に、花園小体育館で潮踊り練習会が交流を兼ねて開かれる。
今年の潮ねりこみには、入船小学校は児童と職員ら「入船小やっとでた~隊」130名で、花園小は、菁園中・花園連合町会が集まり95名で出場を予定している。