“いのちのたいせつ”をテーマに「おぼん万灯会」が、8月19日(土)16:30から、小樽運河公園(色内3)で行われた。読経が流れる中、園内の噴水池に故人をしのぶ灯籠が浮かべられ、無数のロウソクとともに会場を照らした。
「おぼん万灯会」は小樽佛教会(龍山光雲会長)の主催。今年で7回目を迎えた。年々来場者も増えてきており、会場には露店が並び、小樽太鼓集「鼓響」の和太鼓演奏や柿本七恵と男鎌田真吾のLIVEも行われ、静かな中に賑わいを見せていた。
18:50からおぼん万灯会大法要が始まり、19:20から各宗派の読経が流れ出した。ロウソクの灯りがともる灯籠もゆっくりと噴水池を流れ、多くの参加者が手を合わせ、故人を追悼する姿が見られた。
市内新光の男性(50)は「今年は妻の父の3周忌なので、おぼん万灯会に参加しました。初めて来たんですが、水面を灯籠が流れるのは風情があって素晴らしい」と、ゆっくり流れる灯籠を見つめていた。