北海道電力株式会社は、6月2日(金)の蘭越町を皮切りに、7月23日(日)の倶知安町まで、後志管内20の市町村を巡回して、「ほくでんエネルギーキャラバン」を実施中。
20日(火)14:00から19:00まで、7会場目となる小樽市産業会館(稲穂2)で開催。日頃使っている電気に関連した催しに興味を持った市民らが会場に訪れ、スタッフ10名が対応にあたった。
会場では、エネルギーミックス(国内の電力需要を満たすための電源構成)の必要性や再生可能エネルギーの導入状況、泊発電所の安全対策についてのパネル展示、実際に使われているホットスティック工法用工具や営巣防止資材・送電線・配電線を展示。
手回し発電機で写真を撮影する「人力カメラ」、電化製品の消費電力が分かる「ブレーカーゲーム」など、子ども達が電気の仕組みを楽しみながら学べる体験コーナーも設けた。
未来のために欠かせないキーワード”エネルギーミックス”は、日本のエネルギー自給率6%とわずかで、先進国の中で低水準。原子力、再生可能エネルギー(水力・太陽光・風力・地熱)、火力(石油・石炭・液化天然ガス)など、それぞれの長所をバランス良く組み合わせることが大切だと、「電気事業をめぐる状況について」と「泊発電所の安全対策について」の解説も15:00から行われた。
安定的な電気を届けるために、新たに、LNG(液化天然ガス)火力発電所「石狩湾新港発電所」の建設や、北海道と本州を連系し、どちらかの電力が不足した時や緊急時に送受電可能にする、北海道本州間連系設備の増強を進めていることなどを、パネルを見ながら説明。
同社小樽支店・川端昇企画総務グループリーダーは、「電気がつくのが当たり前に思っているが、決してそうではなく、節電を心がけ、電気を大切にしてもらいたい」と話した。
次の開催地は、喜茂別町ふれあい福祉センターで、6月22日(木)12:30~17:30を予定。
◎ほくでんエネルギーキャラバン開催予定