第29回おたる運河ロードレース大会が、6月18日(日)に実施され、色内埠頭公園(色内3)で9:00から、ハーフマラソン(21.0975km)に出場する選手1,383人が、トップを切ってスタートした。
その後、10km(908人)・5km(514人)・2.5km(235人)のコースが、時間差で次々とスタートし、小樽の街を駆け抜けた。
今年は、道内外から3,040人の参加者が集まり、市内の小中学生が多数参加、昨年の64人から235人に大幅に増えた。体力向上のためにと、学校での申込みを可能にした。
市内の高校生や小樽商大、小樽陸上競技協会、小樽体育協会・小樽地区救急法赤十字奉仕団などボランティア566人が協力。様々な場面で大きな力となった。
大会に先立ち、8:00から、小樽商科大学の応援団の演舞が行われ、選手を激励する檄文を読み上げた。佐藤七海団長は、「市民に頑張ってもらいたい」と話した。同応援団は、スタート地点やゴール地点でも、整列して旗を振り声援を贈った。
市内中心部のロードレースコースは、通行止めや交通規制がしかれた。ゼッケンをつけた選手らは、小樽の歴史や文化の息吹を感じながらは、懸命にゴールを目指して走った。
昨年の記録を更新しようと挑戦する人、陸上部や職場・仲間で参加した人など、それぞれ自分に合ったコースで、日頃の練習の成果を発揮した。
子ども達を応援する家族や先生、職場の同僚や知人らが沿道に立ち、熱い声援が贈られた。ゴール前にも、大勢の人が集まり、疲れ果てた表情の選手を励ました。
各コースの競技終了後、6位までの表彰式が行われ、入賞した選手は、笑顔を見せていた。
市内の陸上チームOAJCに所属する石川蘭さん(小5)は、2.5km小学生女子の部で8分52秒で1位となり、「これまでは、お姉ちゃんが1位だったので嬉しい。男子に負けないように走った。800mに出場する時に活かしたい」と話した。
同じくOAJCに所属する塩原叶々愛さん(小6)は、同競技で9分17秒で2位となり、「下りでスピードをつけた。なるべく石川さんから離れないように走った」と話し、2人は仲間で良きライバルだという。
小樽桜陽高校の生徒170人がボランティアに協力。Jチップ回収やサービスドリンクの配布・ゴミステーション・きのこ汁の配布などを手伝った。
初めてボランティアに参加した広島永遠君(高2)は、完走者全員に贈られる完走証を配布する手伝いをした。「これまでボランティアを避けてきたけど、やってみると楽しかった。良い経験となった。今後も参加したい」と話した。
会場では、小樽ビールや小樽あんかけ焼そば親衛隊、揉み解しブースが並び、小樽家庭婦人スポーツ連絡協議会10人ときのこ王国の協力で、参加者にきのこ汁(3,400食用意)が振舞われた。
同会・千葉晴美代表は、「スタッフが温かく選手を歓迎している。小樽って良いなと、来年もぜひ参加してもらいたい」と話した。
他にも、ナンバーカードでの抽選会があり、道外からの参加選手に「遠来賞」として記念品が渡された。
なお、完走者全員の大会記録は、アイ・サム社の北海道スポーツコミュニケーションの「おたる運河ロードレース大会」に、6月20日以降掲載される予定。
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