小樽市民会館自主事業・小樽伝統文化の会(藤間扇玉会長)は、6月18日(日)11:00から、「第9回和を遊ぶ」が開催され、小樽に根付く伝統文化が一堂に集結。この取り組みが高く評価され、平成28年度北海道地域文化選奨特別賞を受賞した。
政寿司の特製弁当や新倉屋の花園団子や和菓子、茶道裏千家淡交会小樽支部による茶席を用意した和を味わうコーナーや、辻忠織物加工店の手ぬぐい、田中織維本店の和装肌着や足袋などの販売ブースを設置。
小樽市能楽堂の公開や華道家元池坊小樽支部の花展、短歌・川柳・俳句の作品展示、詩吟に挑戦するワークショップなど、多彩に開催する予定。
12:30から、小樽三曲協会・藤間流扇玉会・日本詩吟学院小樽しりべし岳風会・小樽後志民謡連合会・雅貴代会によるプログラムを展開。
2年前に続き、小樽の選ばれた4名が3ヶ月半にわたり練習を重ねた、殿方による日本舞踊「祝寿の詞」で舞踊を披露。演奏と詩吟も殿方を揃えた。
出演団体が共演する組曲「万華鏡小樽」は、同会扇玉会長の振り付けと演出で、藤間扇久華氏が構成と脚本を担当。小樽のまちに点在する彩りある歴史的建造物を「万華鏡」にたとえ、ドローン映像や写真を背景に建造物の解説が流れ、雅貴代会の箏の演奏に同岳風会の詩吟や扇玉会の踊りで物語を繰り広げ、ステージ最後を締めくくる。
扇久華氏は、「昨年の和を遊ぶが終了後に、次回の構想を練り始めた。市内に約80棟ほどある歴史的建造物を改めて訪れる中で、それぞれの時代背景や建物洋式、果たしてきた功績などドラマがあり、それを彩りと感じ、キラキラと動く”万華鏡”が浮かんだ。この万華鏡を、観客と一緒に体感し、建物が秘めるドラマを楽しんでいただきたい」と述べた。
第9回和を遊ぶ 6月18日(日)開場11:00・開演12:30
小樽市市民会館(花園5)大ホール
前売り1,000円・当日1,500円・幼児膝上無料 全席自由
前売チケット取扱い
小樽市民会館(0134-25-8800)・小樽市民センター(0134-25-9900)・ローソンチケット(Lコード11523)・道新プレイガイド(011-241-3871)・教文プレイガイド (011-271-3355)
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