旧手宮線に「花と鉄路の散策路」に取り組む、NPO法人北海道鉄道文化保存会(飯田勝幸理事長)は、6月9日(金)10:30から第3回植花祭を実施した。
同事業は、2017(平成29)年度小樽市まちづくり協働事業(3年目)と、花壇造成にセブンイレブン記念財団・緑化植花助成(2年目)を受けている。
1882(明治15)年に、手宮から幌内までの鉄道が全線開通し、今年で135年を迎える。その出発点となる旧手宮線に花を植えて、鉄道の歴史を守り伝え、市民や観光客に楽しんでもらおうと、花と鉄路の散策路を作って3年目となった。
幌内鉄道全面開通135年を記念して、稲穂小学校3年生92名とセブンイレブン北海道本部8名・市のまちづくり推進課3名・一般市民ボランティア10名が参加した。
花植えに先立ち、旧手宮線駅前中央通り側で開会式が開かれ、飯田理事長や森井市長が、鉄道の歴史について触れながら挨拶した。
今年は、ピンクの可愛らしい花のシレネやキク科のコレオプシスなど50種類2,000株を植える予定で、そのうち、セブンイレブン記念財団から1,000株の寄贈があった。本日の植花祭では、旧手宮線の船見坂通り交差点側に土200袋を入れて整地し、丸太を並べた花壇を準備。そこへ400株を植えた。
軍手をつけた児童は、ボランティアや同社社員からの説明を聞きながら、花植え水やりを体験し、花が沢山咲くように祈った。参加した女子児童は、「花をみんなで植えて楽しかった。元気に育ってほしいと思う」と話した。
同校・田中賢一校長は、「豊かな心を育てる大切な活動の一環で、地元に貢献する心も育まれる機会となり、感謝したい。今後、できる限り参加したい」と話した。
同会事務局・清水道代さんは、「花を植え、市民も喜び楽しみにしてくれている。みんな頑張っている」と話し、午後からも花植えに精を出していた。
◎関連記事1 ◎関連記事2