身心を癒すピアノの心地良いメロディーの愛と光のピアノコンサートが、5月21日(日)、親子の部(午前)と大人の部(午後)の2回、おたるロース幼稚園(富岡1)を会場に開催された。
ゲストによるマジックショーやミニ講演会も盛り込まれたコンサートに、午前の部は19組の親子50名が集まり、ピアノヒーリング音楽と催しを楽しんだ。
ピアニスト有本紀(ありもととし)氏は、現在は、札幌を拠点に活動し、独自のヒーリングピアノで癒しの音色を奏で、道内外のアーティストと共演している。
2013年から同コンサートを始め、小樽では10回目となる。同実行委員会・藤平美里委員長は、「有本さんの演奏を聴き、感動を小樽の皆さんと分かち合いたい」と挨拶。
はじめに、子ども達にも馴染み深い童謡「きらきらぼし」や「海」を即興でアレンジして聴かせた。
「ゆりかごのうた」、「月」、オリジナル曲「ギフト・フロム・へヴン」など、童謡中心に演奏し、優しい時間が流れた。
カラフルなハンカチーフが次々出てくるマジックショーや、郷仁医師による「自然治癒力を高める癒しの音楽」と題したミニ講演会が開かれた。
郷医師は「悲しいことは、もっと喜ぶためのステップ」と語り、奇跡を起こす力を持っている「アースソング」を弾き語りで聞かせた。
来場者2名に即興で曲をプレゼントし、その1人、草階響子さんは、「譜面がある音楽ではなく、即興ですごくリラックスして聴くことができた。子ども達に聴かせてあげられなかったのが残念」と話した。
最後に20分ほどの長い曲が演奏され、来場した子ども達は、会場の中を歩いたり泣いたり、自由なスタイルで聴き、優しい音色に包まれた。
有本氏は、「皆さんのエネルギーにより音ができる。家族で忘れていた大切なものを思い出す時間になればと思う。自分の気持ちを感じる時間も大切」と話した。
アンコールに応えてオリジナル曲「春風のワルツ」で2時間に及ぶコンサートを締めくくった。
◎有本紀HP