小樽警察署(富岡1)とわんわんパトロール隊は、5月14日(日)10:00から市立小樽美術館(色内1)前で、特殊詐欺被害防止を呼び掛ける街頭啓発活動を実施した。
春の地域安全運動期間にあわせて実施を予定したところ、5月9日(火)~11日(木)にかけて札幌や函館で特殊詐欺による被害が5件発生し、被害総額650万円にのぼる。これを受けて、北海道警察は、12日(金)から2週間、「特殊詐欺警報」を発令した。
この街頭啓発は、特殊詐欺について注意喚起し防止への意識を高めることを目的に、同署・生活安全課など職員4名と同隊10頭・飼主10名が参加して協力した。
パトロール犬は、警帽を頭に乗せ、手作りの制服に仕立てたTシャツやワイシャツを着て参加し、通行人から「かわいい」と喜ばれていた。
小樽署が用意した啓発物70部には、金がらみの詐欺被害に遭わないための注意喚起を促し、ほくとくん防犯メールの登録方法・ツイッター防犯情報発信についての情報が書かれたチラシ3枚とエコバックが入っている。
あいにくの雨が降る中、日銀通りを通りかかった家族連れや観光客へ、「気をつけてください」と呼びけた。
わんわんパトロール隊は、この他、おたる潮まつりでの練りこみに参加し、啓発うちわを配布したり、8月15日の年金支給日にあわせて、啓発活動に協力している。
同署・生活安全課の警察官は、「小樽でも予兆電話が発生している。おかしな電話がかかってきたら、一度切ってから電話番号を再確認する。銀行が開いている時間内で急がせたり、様々な手口で要求してくる。被害に遭わないよう注意してもらいたい」と呼び掛けた。
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