ロシア国営放送のテレビドラマ、小樽市内で撮影中!


russia.jpg 北海道とロシアの間で起こる密漁・車盗難などの犯罪を取り上げた、ロシア国営放送のテレビドラマ「北海道警察・ロシア課」の撮影が、小樽や道内各地で行われている。
 これは、北海道警察ロシア課刑事・源拓也とその手伝いをするロシア人ガーニンの二人が活躍する刑事ドラマ。「サハリンと北海道の距離はわずか42キロ。隣の豊かな国を訪れるチャンスの到来は、ロシア人観光客ばかりではなく、犯罪者の殺到までも生む。近いがために北海道でロシア人犯罪が急激に増加した」という設定の12話(各1時間)。違法なサハリンのカニ漁や取引、高級乗用車盗難、国際会議出席で訪問したスラブ研究者の計画殺人など多くの犯罪を取り上げている。
 港が舞台のため、室蘭や小樽で撮影の申し込みがあり、7月31日(月)8月1日(火)の2日間で、小樽市内港町ふ頭でロケが行われた。エキストラ15名が参加し、船内から降りるシーンなどを撮影した。
 テレビ放映は、現在、ロシア国内のみで、日本での放送は予定れていない。しかし、このロケに協力している小樽フィルムコミッション事務局では 「何年後かにでも日本で放送することができて、ロシアのドラマの作り方や日本のことをどう思っているかなど、もっと文化的に近くなればうれしい。韓国ブームの次にロシアブームの火つけ役になってくれれば」と、“韓流”ブームならぬ“露流”ブームに期待している。
 同テレビのロケは、8月21日(月)と22日(火)にも、小樽市内で行われる予定。