8月8日は小樽八区八景の日。8日(火)13:00~17:00、市民など約40名が参加し、オタモイの唐門や塩谷のゴロダの丘にある伊藤整文学碑など9ヵ所を回った。
「小樽八区八景めぐり」は、小樽市建設部まちづくり推進課が「現地を見ながら、説明を聞いてもらって、小樽にはこんなすばらしいところがあるということを分かってもらいたい」と、平成10年に始めた。
八区八景は、小樽市が魅力あるまちづくりを進めるために、市内を8つの地区に分け、それぞれの地区を代表する景観8つを選び、市内全体で64景(8地区×8景)として選定された。
銭函地区の「薬科大から望む石狩湾」や「開拓時をしのぶ銭函駅と豊足神社」。張碓地区の「張碓カムイコタンの断崖」や「春香山スキー場からの眺望」。桜・朝里地区の「張碓トンネルからの小樽港」や「銀鱗荘と平磯岬」。中央地区の「小樽運河と歴史的まちなみ」や「栗林と桜の手宮公園」などの景観が選定されている。
今年の八区八景めぐりは、参加者が13:00に市役所別館に集合し、小樽の歴史と自然を生かした、まちづくり景観審議会の飯田勝幸会長の小樽の景観と八景についての説明を受け、オタモイ・赤岩地区と桃内・塩谷地区、蘭島・忍路地区の3地区9景をバスや徒歩で回った。
オタモイ海水浴場に向かう通りの丘の上にあり、この地区のランドマークとして知られている、オタモイの唐門では、係員の説明を聞きながら写真撮影する人や細部を観察する人がいた。
市内の女性は「子供の頃に良く遊んだことを思い出します。龍宮閣で食事したことも懐かしい。歩くのが好きで、小樽市内はほとんど歩いているが、この八区八景めぐりはすごく楽しみにしていたんです」と話していた。
このあと一行は、塩谷の「黒い砂浜から望むゴロダの丘」や「夕日が映える忍路湾」などに向かい、小樽の誇る絶景を目に焼きつけ、改めて小樽が持つ景観美に見とれていた。