小樽水産高校(若竹町9・木村司校長)の「元気まぐろ」が、4月15日(土)・16日(日)・23日(日)の3日間限定で、コープ札幌南小樽店(入船1)と同みどり店(富岡1)で販売を実施。
初日の15日は、販売を待ちわびた市民が開店と同時に両店舗に集まり、「元気まぐろ」が飛ぶように売れた。
元気まぐろとは、同校本科海洋漁業科第2学年漁業コース22名と専攻科漁業科第1学年6名、指導教官3名が実習船「若竹丸」に乗船し、49日間の長期航海実習中に、ハワイ沖でマグロ延縄実習で漁獲したもので、昨年12月5日に小樽港帰港の際に水揚げした。
4年前までは静岡県焼津港で水揚げしていたが、札幌中央卸売市場内の高橋水産株式会社(札幌市中央区)が所有するマイナス50℃の冷凍庫を使用し、小樽での水揚げを実現させ、”元気まぐろ”と商標登録。市内コープ店で販売したところ大変喜ばれ、今年で3回目となる。
同南小樽店は、通常のマグロコーナーを3倍に広げて設置し、マグロ漁に参加した同校・渡邊誠海洋漁業科主任教諭と生徒4名が店頭に立ち、販売に協力した。
元気まぐろのシールが貼られた商品は、刺身用に切ったもの・握り寿司・加熱用のカジキマグロのカマなどに区分けされ、冷蔵ケースに並んだ。
各1日分の販売量は、キハダ150㎏、メバチ・ビンチョウ各60㎏、カジキ10㎏。各100gで、キハダ298円・メバチ398円・ビンチョウ298円・カジキ198円で販売。
渡邊教諭は、「3回目となり、市民にも知ってもらい、美味しかったとリピーターも増えた。生徒も嬉しくやりがいを感じている」と話した。
参加した生徒は、大きな声で買い物客に呼びかけ、実習の様子やマグロの部位の説明を求められ、丁寧に対応していた。
佐藤一希君(3年)は、「実習は不安もいっぱいあったが、乗組員も優しく友達と楽しく乗船した。自分達で獲ったマグロを試食され”美味しい”と言われとても嬉しい。頑張って声を出して販売に努めている」と話した。
店頭には、キハダ・メバチ・ビンチョウの試食も用意され、自分好みのマグロを食べ比べてから買い求めていた。
生徒らは、9:00〜15:00に売切れまで店頭に立つ。同販売は、16日(日)と23日(日)にも実施する予定。最終日の23日は、実習捕獲のマグロから作った缶詰を50個限定で販売する予定。
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