自民党が『市政だより』発行!森井市政の問題点列挙


 小樽市議会最大会派の自由民主党小樽市議会議員会(濱本進会長・7人所属)が発行した『市政だより』が注目を浴びている。同紙はB4判サイズの裏表両面で、同会が掲げる人口減少対策とこれまで議会が空転した原因を項目別に紹介した内容になっている。
 自民党小樽市議会議員会『市政だより』
 森井秀明市長が2015(平成27)年4月に就任して以来、開催された市議会はことごとく日程通り進んだことがなかったが、同紙にはこれまで議会が空転する原因となった主な事案について時系列で説明がされており、市民に市議会の現状を訴えている。
 地方公務員法違反容疑で、市民から告発された2015(平成27)年度の管理職人事については、このほど不起訴処分となったが、今年度の管理職人事では、議会事務局職員の異動を、任命権者の横田久俊議長と十分な事前協議をせずに行ったために、議長が職員の異動を認めない動きとなっている。
 また、高島漁業区の規制区域における観光船事業者への許可問題については、市コンプライアンス委員会で、条例違反となっていないかどうか現在調査中であり、結果次第では大きな問題に発展する可能性があることも伝えている。
 この他、今シーズンの除排雪業務についての分析結果など、議会議論が行われる事案が今後も数多く残されている点を指摘し、森井市政の抱える問題を列挙している。
 市議会最大会派が発行を余儀なくされた『市政だより』の指摘に対して、議会空転を避けるために、今後、森井市長の丁寧な説明と真摯な対応が、欠かせないものとなっている。