クリ・サクラ・カエデ・ツツジなどの木に巻かれたピンクのテープ。小樽公園にある木々にピンクのテープが巻かれ、散策する人たちから伐採されるのではないかとの問い合わせが相次いでいる。
現在、小樽公園の樹木にピンクのテープが巻かれており、市民から本社へ「木々を切り倒すのではないか」との問い合わせが入った。
このテープの目印は、現在の小樽公園を改修する小樽市の「小樽公園整備基本計画」に基づく測量調査が始まったためのもの。
この調査は、約521万円の予算で、土地の起伏、木々の立ち位置、樹種などの調査を行うもので、工期は、7月12日から10月10日まで。「小樽公園整備の前に、園内の木々の位置などを調べておかなければ、新たな遊具施設を設置する際に、計画の変更などをしなければいけなくなるため」(建設部建設課)という。
小樽市が進める同整備基本計画は、長年小樽市民から愛され続けた「こどもの国」の観覧車やコーヒーカップなどの電力遊具や人手の掛かる小動物園などを撤去し、新たに人件費や維持費が掛からない公園に改修する。
これに対し、多くの市民から「お金がないのに、わざわざお金をかけて新しい施設を作ることはない」、「人件費がかからない施設といっても、それを作るのにお金がかかるのは本末転倒ではないか」との批判の声が上がっている。
ピンクのテープをかけただけでも、木の伐採ではないかという声が上がる中、今後、どのような理由にせよ、木々の伐採や枝打ちなどについても、市は市民に情報公開をし、市民の心配を取り除く必要がある。