小樽市は、勤務成績が優秀で卓越した技能を有し技能水準の向上に努め模範となる、平成28年度優良技能者13名を決定した。
2月17日(金)11:00から、市役所(花園2)3階第2委員会室で表彰式が開かれた。受賞者全員が出席し、森井秀明市長、小樽地方技能尊重運動推進協議会・濱本進会長ら来賓、所属事業所、推薦団体関係者が見守る中、受賞者ひとりひとりの功績が紹介され、市長から賞状が手渡された。
この表彰は、中小企業の振興を目的に昭和50年度から毎年行われ、小樽市中小企業等振興条例施行規則第24条に基づき、市内の中小企業等に同一の職種で15年以上実務経験があり、かつ満35歳以上の者で勤務成績優秀で模範となる者を、小樽洋服商組合や小樽塗装工業組合、小樽建築技能協同組合など技能職種団体に推薦を依頼し、毎年10名前後の技能者を表彰。昨年度は13名を表彰している。
濱本会長から審査経過報告。「2月2日(木)に6名による審査会が開かれ、推薦候補者の資格・基準に基づき審査し、13名を決定した。職種は土木建設が半数以上で、美容や酒造、割烹、菓子など多方面に渡り、本市の優良な技能者としての更なる活躍を期待する」とエールを贈った。
森井市長は、「小樽のものづくりの屋台骨として支え、この小樽の経済発展においても、ここにいる皆様が日々の研鑽を重ねられ、この町が成り立っていると感じている。この町の発展は、皆様なくしてありえない。少子高齢化の厳しい課題を乗り越えて、この町に素晴らしい未来が築かれることを期待する」と祝辞を述べた。
受賞者を代表して小樽技能士会推薦の本間建具製作所・本間裕明さん(68)は、「伝統と社会貢献という責任の大きさに身の引き締まる思い。伝統ある職人のまち小樽において、技能の継承発展のため、この栄誉を契機に、今後、更なる技能の向上と若い技能者の育成に地域産業の発展に寄与すべく最善を尽くす所存である」と謝辞を述べた。
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