小樽市総合博物館(手宮1)本館の冬支度のひとつ、屋外展示中の鉄道車両のビニールシートかけを、11月12日(土)10:00から12:00まで行われた。
例年より早く、先週を予定していたが、悪天候で中止となり、本日12日から始まった。
本格的な降雪時期を迎える前に、貴重な鉄道車両を雪や潮風から守るために、毎年実施している。中央ホームや手宮ホームに展示中の車両35両のうち、4日間で20両を目標に作業を進めている。
同館職員やNPO法人北海道鉄道保存会会員とボランティアが、例年なら30名ほど集まるところ、初日となった本日は7名だけとなり、思うように作業が進まず、DD15形の除雪用のディーゼル機関車2台と緩急車(貨物を搭載する車両に車掌や制動手が乗り込む場所を取り付けてあるもの)の3台にビニールシートを掛けた。
同館・佐藤卓司学芸員は、「天気が悪ければ中止となり、今年は例年より早めに日程を組んだが、雪が降りできなかった。人が集まらなければ作業が進まない。今年は何台できるか分からない。平日もできる限りシート掛けを行っていきたい」と参加を呼びかけている。
中央ホームの特急北海や蒸気機関車などは、まだシートが掛けられていない。
11月13日(日)も、10:00から12:00までシート掛けを実施する予定。雨や強風時は中止。申込不要。問合せ:0134-33-2523 小樽市総合博物館
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