ジャケットデザインやパッケージングからお客さんに届くまで、1枚1枚手作りのCDが、話題を呼んでいる。PIRKA MUSIC(ピリカミュージック)株式会社アレフ音楽事業部が手掛けるもので、7月10日(月)には、手作りCD6作品目となる「循環即興古楽楽団 シクロ」のアルバムが発売される。
これは、株式会社アレフの「自然を大切にする事業」に沿ったもの。、ピリカミュージックが、2005年6月から、自社で製造したCDを、プラスチックケースではなくビニールケースに入れて販売している。プラスチックの量を軽減出来るだけでなく、需要があるだけ生産することができ、資源の無駄にならないという。
これまで、ピリカミュージックの「Echo」(エコー)や「Unicla」(ユニクラ)などのアーティストから手作りCDが販売されている。7月10日(月)には、「循環即興古楽楽団 シクロ」の初アルバムも手作りで発売される。ジャケットには、アーティストがペイントした黄色い紙を使用し、「1枚も同じデザインがなくオリジナリティー溢れるもの」となっている。
「循環即興古楽楽団 シクロ」は、コントラバスの飯田雅春・カンテレの扇柳トール・ドラムスの羽生一子の3氏から成る。飯田氏を中心に「中世の古い音楽を現代によみがえらせよう」と、生楽器にこだわった生演奏に、コンピューター音楽やループマシンなどのエレクトロニクス機材も使い演奏するバンド。
このシクロの初の手作りアルバムは、ジャズワルツにアレンジされた曲やレゲェ風に演奏された曲など計11曲収録されている。飯田氏は「がんばって生きている人など普通の人たちに単純に楽しんで聞いてもらいたい」とPRする。2,100円(税込)。小樽倉庫No.1またはピリカミュージックHPで7月10日から発売される。