風かがやかし丘の上! 桜陽高校110周年記念式典

 小樽桜陽高等学校(長橋3)が開校110周年を迎え、記念式典が、10月8日(土)14:00から、同校体育館で教員生徒約770名、来賓・卒業生など130名の合わせて約900名が参加して開催された。
 司会は、今年6月に開催された、第63回NHK杯全国高校放送コンテスト北海道大会のアナウンス部門で最優秀賞を受賞した同校放送局3年の田中日香里(ひかり)さんが担当し、美声を響かせた。
 青木秀司第32代校長が式辞で、「110年の間に諸先輩が築いた桜陽の伝統。その素晴らしさをさらに発展させ、これから桜陽の門をくぐる後輩に、より優れた伝統を引き渡すことが出来るのは、在校生の皆さんにほかならない。これからも風かがやかし丘の上から海遠く、空遠く、涯遠くに眼をはなち、時代をしっかりと見据えてほしい」と話した。
ouyou110.jpg 第69代生徒会執行委員長の信濃理久(りく)さんが、生徒代表の言葉を述べた後、歴代校長、斎田義孝開校110周年記念事業協賛会会長、歴代PTA会長、歴代桜陽会会長に対し、青木校長からそれぞれ感謝状が贈呈された。
 その後、同校合唱部OBによる庁立小樽高等女学校時代の校歌「しげりにしげる」が披露されるとともに、同校放送局が作成した、同校の歴史を紹介するビデオが上映された。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインの母親のモデルとなった宮原久子さんが、同校出身者であるエピソードなども紹介された。
 最後に、現校歌「風かがやかし丘の上」が参加者全員で斉唱され、記念式典を終了した。
 110周年記念文化事業として、今年7月に開催された第50回おたる潮まつりには、在校生・OBなど1.100名が潮ねりこみに参加。
 同校は、1906年(明治39年)に、北海道庁立小樽高等女学校として花園町に開校。明治・大正と歴史を重ね、昭和22年に北海道立小樽高等女学校と改称された。昭和25年には北海道小樽桜陽高等学校に改称し、男女共学となる。
 現在の場所(長橋3)に移転したのが昭和27年。以後、校歌「風かがやかし丘の上」とある通り、小樽港を望む丘の上の高校として、多くの生徒が学び舎を巣立っていった。今年3月までの卒業生は庁立小樽高女から数えて3万7,057名に上る。
 北海道小樽桜陽高等学校HP
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