小樽桜陽高校演劇部(菊地美千・千田拓也顧問)は、第66回後志支部高等学校演劇発表会を1週間後に控えた、9月30日(金)15:45から同校4階に集まり、準備や練習に精を出した。
今年度の部員は、1年生8名・2年生2名・3年生5名の2年ぶりの男子4名を含む15名。お互いに支え合いながら部活動に専念している。
同校演劇部は、2013年・2014年と2年連続して最優秀賞に選ばれ、全道大会の切符を手にしていたが、2015年は優秀賞に留まり、全道大会への夢は叶わなかった。今年度はぜひ最優秀賞へと意気込んでいる。
今年の作品は、菊地顧問が、図書館をテーマにどうかとアイディアを投げかけ、それを演劇部員で考え、「NO Book NO BOOK (本がなければ愛は始まらない)」が生まれた。
図書館を舞台に、本がテーマで言葉の大切さを伝える。本に囲まれると腹が痛くなるほど本が苦手な主人公だが、次第に本への興味が湧いて来るというあらすじ。幅180cm・高さ210cmの手作りの本棚に注目、本に圧倒される。
事前に、聖心女学院に部員全員で出向き、併設の図書館を見学。工夫したくつろげる図書館で、図書館司書が本選びの相談にものってくれる。
高文連が近いこともあり、練習はほぼ毎日放課後の15:45から19:30まで。時間があれば朝でも昼でも練習している。現在の出来具合は60%。部員一堂、緊張感を持って猛特訓中だ。
「セリフを間違えないのは当たり前で、時間のない中、脚本を書いた美千先生を全道に連れて行くことが、最高の恩返し」と、本番への意気込みと感謝を口にする部員たち。
見澤歩佳部長(2年)は局長を演じ、「今年こそ最優秀賞がとれるよう頑張り、旭川へ進出したい」と話す。
演出の渡邊愛さん(3年)は、「演出は難しい。残り1週間となった。先輩にサポートしてもらい、みんなで力を合わせてなし遂げたい」と話す。
第66回後志支部高等学校演劇発表会は、10月5日(水)から7日(金)の日程で、小樽市民センター(色内2)マリンホールで開かれ、潮陵・桜陽・商業・明峰・岩内・余市紅志・倶知安高校の7校が、全道大会への切符獲得にしのぎを削る。各学校の上演は、無料で一般公開する。
5日(水)13:40~14:50明峰、14:50~16:00倶知安、16:00~17:10商業
6日(木)13:20~14:30潮陵、14:30~15:40岩内、15:40~16:50余市紅志、16:50~18:00桜陽
7日(金)、結果発表、審査講評、表彰式 会場:桜陽高校
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