浅草橋オールディーズナイト実行委員会(斎藤仁実行委員長)は、運河公園休憩棟(色内3・旧日本石油株式会社倉庫)を会場に、9月18日(日)・19日(月)の2日間、おたる歴史紀行音楽きこうを入場無料で開催。高校生バンドや小樽の歴史の話、熟年バンドのポップスやロックを楽しむ人々が集まった。
同実行委員会の新たな取り組みとして、北海道芸術高等学校音楽理論講師や札幌スクールオブミュージックバンドアンサンブル講師・藤田圭一郎氏を講師に迎え、高校生バンドの講習会を開き、2日目12:00からその成果を発表した。
講習会に参加したのは、小樽水産高校1年生のガールズバンド”ストロberryチョコレート”と2年生バンド”ⅠmPacT”。
はじめに、4月に結成したばかりのストロberryチョコレートは、DOES「修羅」とモンゴル800の「小さな恋の歌」を堂々と演奏した。メンバーは「初めてのステージだったが、特に緊張もなく楽しかった」と話した。
次に、笑顔で楽しくをモットーに活動するⅠmPacTが出演。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ソラニン」と、WANIMAの「TRACE」、アンコールに応じて何度も歌っているRADWIMPSの「ます」を演奏し、観客から大きな拍手が贈られた。ボーカルの上野祐貴君は、「大変貴重な体験をさせてもらい、とても勉強になった」と話した。
講師の藤田氏は、「『こうして』と言うとすぐに対応し、充分成果を発表できたと思う。悪い所は自分達で反省し、この調子でバンド活動を続けてもらいたい」と講評を述べた。
その後、ボランティア観光ガイドを続ける、おたる案内人の大井厚夫氏が、78棟ある小樽の歴史的建造物についてエピソードを交えて解説した。
道路拡張に伴い、平成13年に11mも斜め後方に曳き家され、壊さず残された旧安田銀行小樽支店の話に続き、旧第四十七銀行小樽支店や旧塚本商店、旧商工会議所から旧日本銀行小樽支店までの中央通りに建ち並ぶ建物を解説した。
小樽は金融と経済の中心地で、石炭の積出港として発展。素晴らしい歴史があり、明治・大正・昭和・平成と150年もの間、貴重な建物が今も残っていることを伝えた。
洋楽カラオケを楽しむ小樽JBクラブのメンバーが自慢の喉を披露し、歌に合わせて踊りを楽しむ人が集まり、17:30頃まで6バンドが演奏し、歴史的建造物内で音楽を楽しんだ。
◎おたる☆浅草橋オールディーズナイト
◎関連記事