小樽発新潟行の新日本海フェリー「らいらっく」に、平成28年度小樽市地域子ども会育成連絡協議会ジュニアリーダー研修「小樽ライオンズクラブ少年の船」の市内の小学5・6年生の男女20名と指導者3名リーダー3名を乗せて、8月1日(月)10:30に小樽港を出港。4泊5日の研修旅行に元気に旅立った。
同少年の船は、小樽市地域子ども会育成連絡会議(通称:小樽子連協・団長:谷内和浩会長)が主催し、小樽ライオンズクラブ後援により、2009(平成21)年から毎年行われ、8回目を迎えた。
市内の地域子ども会で活躍する研修生が、宿泊体験研修と他市町村の自然・文化とふれあい、団体行動における規律やリーダーとしての役割を学び、研修生同士の交流により、地域子ども会のリーダーとしての知識や技能を取得することを目的としている。
フェリーターミナル3階のゲート前で、出発式が開かれ、谷内団長は、「今までは研修生だったが、小樽を代表する小学生として新潟へ行く。有意義に過ごしてもらいたい」と激励した。
小樽ライオンズクラブ・櫛田邦久会長は、「社会奉仕と青少年の育成を目標とし、この少年の船も活動の一環として開かれている。初めての人もリーダーとして参加する人も、それぞれの立場で新しい経験をすると思う。その経験は、中学生や高校生、社会人になってもいろいろな意味で役に立つと思う。皆さんに感謝して、将来、小樽を良くする人となってもらいたい。良い思い出話を作ってください」と述べた。
研修生を代表して、花園東3丁目子ども会・小川瑞心さん(小5)は、「私達は、この日のために色々なことを勉強してきました。私が楽しみなことは沢山あります。新潟の研修生との対面式、やなじょもん(体験学習)などが特に楽しみです。私の目標は、新潟の研修生と仲良くなることと、ダンスの時しっかり声を出し笑顔で踊ること。この機会が無駄にならないようにしっかりと勉強してきます」と出発の決意を述べた。
閉会後、研修生が円陣を組み仲間同士の友好や連帯に気合を込める「チクサクコール」が行われ、元気に乗船した。
出港時には、研修生らがデッキに並び、見送りの家族や関係者に紙テープが投げられ、旅の無事を祈りながら手を振った。「行ってきます」の元気な声を響かせ、船はどんどん小さくなっていった。
見送りに来た保護者は、「普段あまり船に乗ることがなく、良い体験となる。出発前は、ドキドキすると言い、別れる時に泣いていたが、楽しんできてもらいたい」と話した。
一行は、十日町市博物館(新潟県)やなじょもん(農と縄文の体験学習館)を見学し、新潟市の研修生との交流会も開かれる。8月5日(金)4:30に小樽港に帰港する予定。
◎小樽ライオンズクラブ
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