雨上がり!第50回おたる潮まつり開幕


 第50回目のおたる潮まつり(杉江俊太郎実行委員長)が、7月29日(金)から31日(日)の日程で、小樽港第3号埠頭(港町)をメイン会場に始まった。
 朝からのどしゃぶりの雨も午後には上がり、開催を知らせる「潮ふれこみ」が、18:00に梁川通り商店街をスタート。役員梯団を含め7つの社中梯団が、まつりのムードを高めながら、潮音頭とともに、都通り商店街を抜け、中央通り、駅前通りを華やかに踊り抜けた。

 先頭は小樽潮保存会。装飾したトラックから若潮隊も元気に太鼓を叩き、他のメンバーは、沿道の見物客の間近で太鼓の演奏を披露し喜ばせた。
usiofurekomi1.jpg 50回目を記念して、役員梯団に続き、藤間扇玉社中・直江博子創作バレエ教室研究所・若柳流旭輝社中・若柳流志乃舞社中・若柳福乃社中・潮梯団と、これまでにない7つの梯団が参加した。踊りの師匠が集結し、一層華やかさを増し、熱気に包まれた。
 中央ステージ前に梯団が続々と到着。まつりを楽しむ人々で溢れ、会場は身動きも出来ないほど混雑した。
 19:30から開祭式が開かれた。松明の炎の中、小樽潮太鼓保存会と小樽若潮太鼓の揃い打ちが鳴り響き、石狩湾から汲み上げられた御神水が、まつりの安全を祈願して奉納された。

 杉江実行委員長は、「小樽を元気にしたい。これがこの祭りの原点。この原点を大切に、多くの人に支えられながら、第50回目の潮まつりにこぎつけた。小樽の熱い3日間、大いに踊って歌って、飲んで盛り上がって楽しみましょう」と開催を宣言した。
usiofurekomi2.jpg 森井秀明市長は、「50周年の潮まつりを、皆さんの思い出深い素晴らしい祭りとなるよう祈願する」と述べた。
 来賓には、高橋はるみ北海道知事をはじめ、後志の市町村長が出席。姉妹都市江西区から江西区庁長ノ ・ヒョンソン氏をはじめ23名の代表団も駆けつけた。
 点灯式では、カウントダウンの掛け声で、一斉に提灯の灯りが点灯。まつりの開祭を祝い、小樽の熱い夏まつりが開幕した。再び、メインステージまで踊りの輪が続いた。

 20:20から花火大会を開催。色内埠頭からスターマインや打ち上げ花火、7号玉など1,000発の花火が打ち上げられ、会場は見物客で溢れた。
usiohanabi29.jpg 会場には、117店舗の露店が軒を連ねた。小樽あんかけ焼そば親衛隊、オホーツク北見塩やきそば応塩隊、第746なよろ煮込みジンギス艦隊。釧路ザンタレなんまら盛り揚げ隊は、熊本復興支援として協力した。小樽観光協会、わっしょい村きの王国仁木店、Made in yoichi 余市、野村商店(古平町)の後志ブースも出店している。
 30日(土)、まつりのメインイベント潮ねりこみには、花園グリーンロードを出発し、市内中心部を通り、メイン会場まで踊る。市内34の全小中学校が出場。小樽桜陽高校は1,100名の大梯団となり、97梯団・約1万人の踊りの輪が広がる。
 おたる潮まつりHP