小樽のサンモール商店街(稲穂1)でユニークな飲食店を経営する、小樽屋台村レンガ横丁の街角で、6月21日(火)夜、モーツアルトのピアノとバイオリンの二重奏が響き渡った。
アイネ・クラフト・ナフトムージクは、ト長調 K.525、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したセレナード。
小樽屋台村レンガ横丁入口のワインバー「カフェ・ダイニング・レンガ」(荒澤氏経営)の店先には、ピアノが設置され、これまでの数々のイベントで活躍してきた。◎関連記事
夏至の風が心地良く吹き抜ける21日の夜、この街角の一角からピアノとバイオリンの二重奏が、街に流れ出した。小樽は龍宮祭りの中日で、平日のわりに人通りも多く、生演奏に足を止め、流れる音楽に合わせスイングする姿も見られた。
演奏をするのは、小樽と舞鶴を結ぶフェリーで演奏を披露している2人の女性ミュージシャン。ピアノは広島出身の天野圭子さん(46)、バイオリンは札幌出身の丹羽麻希子さん(37)。
フエリーでの演奏の合い間を縫って、レンガ横丁での憩いのひとときを、街角コンサートで披露し、酔っ払いの心を揺らす演奏を展開した。聞き惚れた観客からは、大きな拍手が起っていた。
”再び会いましょう”と、「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を演奏し終え、2人のミュージシャンは、「間に合うと良いのだが」とフエリー乗り場に急行した。