小樽市医療保険部介護保険課は、介護保険の事務において誤りがあり、6月21日(火)14:30、市役所(花園2)記者クラブで緊急記者会見を開き、同・小山秀昭部長らが謝罪し、概要を説明した。
2016(平成28)年4月と5月分支給の高額介護サービス費において、事務処理システムの運用に誤りがあり、延べ25人に231,085円の過払い金が発生したもの。
本来、施設に支払われるべき金額を誤って個人へ支払い、2016(平成28)年4月7人61,053円、同年5月18人170,032円、合計25人231,085円。25人のうち重複者6人。全体としては19人が、250円から最高額31,397円の過払いが発生した。
高額介護サービス費は、介護保険を利用する自己負担額が、一定額を超えた時に医療費が戻るシステム。本来、施設へ支払うべきものを誤って個人に支払い、施設へは正当額を支払った。
原因は、2016(平成28)年3月26日の制度改正に対応するシステム改修を、今年3月に行った際、不具合が生じたため。
今後の対応は、過払いした19人に電話及び書面で侘び、来週頃から、納付書を送り返納してもらう。6月は正しく事務処理をし、再発防止に向けて取り組むとした。
小山部長は、「誠意を持って対応し、過払い金は戻してもらいたい」と話した。
なお、市から送付の納付書において返納し、訪問による集金はない。便乗した詐欺に注意を呼びかけた。
問合せ:0134-32-4111 内線455 小樽市医療保険部介護保険課