手宮公園に隣接する小樽稲荷神社(末広38)の例大祭が、6月9日(金)から11日(日)までの3日間の日程で始まった。
同神社は、貴重な自然林に囲まれており、栗などの木々は、1910(明治43)年の同神社新築移転時からあったもので、小樽市の指定保全樹林の第1号に指定されている。
3日間の例大祭は「手宮らしく勢いのある祭りを目指したい」(同神社)と、小樽潮太鼓保存会の演技やカラオケ大会、神輿渡御などで手宮地区の夏を活気づける。
9日(金)は、手宮イベント広場の十間坂通りの両脇に、たこ焼き屋やクレープなどの露店がずらりと並び、立ち食いしながら射的ゲームなどに夢中になる子供たちで賑わっていた。手宮西小の南川佳月ちゃん(10)・広田正和くん(11)・越智優真くん(11)たちは、「もうお小遣い使っちゃったよ。すごく楽しみにしていたの。明日も明後日も絶対遊びに来る」と、スピンを食べながら歩いていた。
太鼓の音や神輿の担ぎ手たちによる威勢の良い掛け声が、手宮地区に響き渡る。10日(土)・11日(日)には神社祭りのハイライトの神輿渡御が行われる。