JR小樽駅に、国の登録有形文化財登録証を交付!


jrotaru4.jpg 国の有形文化財に登録されたJR小樽駅の本屋1棟とプラットホーム1基の登録有形文化財登録証が、6月8日(木)、山田勝麿小樽市長から小玉宏文駅長に手渡された。
 国の登録有形文化財登録証は、小坂憲次文部科学大臣名でJR小樽駅本屋1棟とプラットホーム1基の2つが登録されていた。
 小樽駅本屋1棟は、鉄筋コンクリート造2階一部平屋建、建築面積1,329平米。小樽駅プラットホームは、コンクリート造、面積907平米、上屋及び地下通路2ヶ所付。
 「小樽駅は我が国の昭和初期のコンクリート構造による現役駅舎として希少であると同時に、横浜駅(昭和3年)、両国駅(昭和4年)、上野駅(昭和7年)と一連の同形式の近代駅舎のひとつとして位置づけられている。さらに外観や吹き抜けのコンコース、地下道など創建当時の姿を現在まで維持しており、非常に歴史的価値の高い建造物」として評価された。1999(平成11)年には小樽市都市景観賞を受賞している。
jrotaru3.jpg 登録文化財になると、保存・活用するために必要な修理の設計監理費の2分の1を国が補助する。市町村で家屋の固定資産税を2分の1に軽減する。改修に必要な資金を日本政策投資銀行より低利で融資する。相続財産評価額の10分の3を控除するなどの特典が与えられる。
 6月8日(木)13:30から、市役所市長応接室で、山田市長から小玉小樽駅長に、2つの登録有形文化財登録証が手渡された。小玉駅長は、「改めて小樽駅を大事に使っていきたい。国の登録証を頂いたのは名誉なことだと思っています。社員にも重責があるということを分かってもらい、駅利用者にも大事に使ってもらいたい。パンフレットや広告などで色々な人に伝えていきたい」と喜んでいた。

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