小樽市議会第1回定例会の会派代表質問が2月29日(月)13:00から、市役所(花園2)本館2階議事堂で開かれたが、またも紛糾。自民党の再質問の途中で終わったまま、18:40に再開したが即散会となった。
上林猛氏が副市長に就任し、森井秀明市長がこれまでの議会での態度を改め、議案内容を審議できると期待されたが、会派質問初日から大きく破られた。
自由民主党・鈴木喜明議員と共産党・新谷とし議員の質問が予定されていたが、鈴木議員の再質問で中断したまま、明日以降に持ち越された。
鈴木議員は、市長の政治姿勢について質問し、森井後援会通信の内容について、自民(7)・公明(5)・民主(4)・新風小樽(3)の4会派・19議員が合同し、2月5日付けで、森井市長に質問状を提出したが受け取らず、後援会の発行責任者にも郵送し、返事を待っているところ。発行責任者を明かさずに、自分の後援会通信の記述内容に何の責任も取らず、怪文書的なものを平気で配布し、市長が賛同するコメントを寄せることは、議会審議の妨げになると指摘し、答弁を求めた。
ところが、市長は、「私の立場では、答えるべき事項ではない。答弁を差し控えたい」とした。再質問でも取り上げられ、今度は、上林副市長が「意見するのは難しく答弁を差し控えたい」と答えた。
また、2月17日(水)に開かれた第3回北海道新幹線小樽(仮称)駅周辺まちづくり計画策定会議に、小樽商工会議所が参加していない経緯を「できるだけ多くの意見を市政に反映させたい考えで、これまでと違う新たな方法を模索中で、商工会議所との関わり方について現在協議を進めているところ」と上林副市長が答弁し、市長が答えるべきことを、なぜ副市長が答えるのか理解しかね、市長への答弁を求め、15分間の休憩を取った。
15:25に再開したが、市長のはぐらかし発言が頻発。後援会通信を「読んでいない」と答弁したことで問題が拡大した。
横田議長は、「市民の付託を受けた25名の議員が議論し、市政をチェックする立場にあり、議員の質問を拒否するのは、議員との信頼関係が築けないし、議会の機能が低下してしまう」と答弁を求めたが得られず、再開後、わずか10分ほどで休憩に入った。
その間、議会運営委員会が開かれ、やっと18:40に再開したが、質疑されないまま散会した。
17日(水)に先議され選任された林秀樹教育長も出席し、鈴木議員の質問で教育環境の整備と学力・体力向上について答弁した。
新たな英語教育導入を見据えて、小学校英語教育推進校として2校を指定し、教員の指導力の向上を図る。総合的な学習の時間において、それぞれ年間15時間ずつ、教師が英語に堪能な外部講師とともに授業を行い、小学校3・4年生の発達に応じた指導方法を学ぶことを通じて、平成32年から全面実施に向け、先行的に準備を進める。
2名のALTを4名に増員し、中学校の英語教育の充実を図る。新たに増員する2名を英語教育推進校4校へ派遣し、言語や文化に対する興味関心を高める。
ふるさと教育の取組は、生まれ育った小樽に自信と誇りをもって成長し、将来の小樽を支える人材となるよう取組むもので、松前神楽や向井流水法、高島越後盆踊りの行事の歴史等を学び、各団体から講師を派遣し、本市の伝統文化の継承に寄与する。
小中一貫教育の方針については、北海道の方針や各市町村の状況を調査研究し、学校の立地や施設の規模を考え、国や道の考え方が示された後、具体的な検討を行い、小樽に相応しい小中一貫を目指したいとした。
体力向上の取組については、運動に対する興味関心を高め、奥沢小学校を体力向上実践校に指定し、体育を専門とする教員を派遣する。
除雪については、19日(金)に除雪パトロール体験が開かれ、17日現在、今シーズンの累積降雪量は358cmで、過去30年の平均の8割ほど。幸1丁目の雪堆積場は、17日現在で約9万2,000㎥と、前年同期の3分の1。
連合町内関係者から排雪をもっと徹底してほしいとの意見があったが、大きな予算がかかる排雪は抑制するべき方針と回答。除雪はきめ細やかに進め、排雪はできるだけ抑制するべきと対策本部に指示したと聞いたことについて、市長は、「例年より降雪量が少なく、道路状況を見ながら進めてきた。ここ数日の降雪に伴い、道路沿いの雪山も大きくなり、今後は暖気も予想され、きめ細やかな除雪作業を進め、現地の状況に応じて必要な箇所を適切に行いたい」と答弁した。
◎小樽市議会Net中継〜H280229本会議1
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◎H280224本会議(提案説明)
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