川のせせらぎと灯り! 雪あかり朝里川温泉会場

 小樽雪あかりの路準メーン会場の「朝里川温泉会場」は、川のせせらぎ(和流)をBGMに、真っ白な雪と約500個の灯りが幻想的な光景を創り出している。
 株式会社ウィンケル・新田洵司さんと、NOBK・川島信広さんが、川の会場作りと飲食コーナーを企画し、朝里ならではの大自然のロケーションを活かし、雪や自然にできた氷などをそのまま活用して、シンプルに演出している。
yukiakariasari.jpg 新田さんによると、韓国ボランティアOKOBOの協力で、14:30からロウソクの回収と設置作業を開始し、16:00から点火、川の中は15:30から点火する。毎年、川の石などに積もった雪の高さが違い、今年は例年の半分ほどだそうだ。
 2月12日(金)、この時期としては高めの気温となり、15:20には最高気温3.8℃を記録。その後もプラスの気温で経過、市内各所で溶けてしまったオブジェもあった。
 そんな状況の中、朝里会場は真っ白な雪が維持され、自然を活かした会場のため、プラスの気温にも影響はなかった。
 夕暮れの17:00過ぎ、朝里川の橋の上には、大勢の写真愛好家がナイスショットを狙って集まった。2年連続「愛のフォトコンテスト」のグランプリ作品を生み出している会場とあって、カメラを持った人々が行き交った。
 川の中の石に積もった雪の中や川岸などに、50個の灯りがゆらめき、川べりには、大きなハート型の灯りが浮かび上がった。川周辺には、灯りの散策路が設置され、ゆらめく灯り伝いに散策を楽しんだ。
 ウィンケル敷地内のテントハウスでは、ダッチオーブン(分厚い金属製の蓋付きの鍋)を使用してこだわりのホットドリンクを提供。ホットチョコレートや酸味を効かせたホットアップル、ポトフ、三石産のナナクラ昆布を使った昆布茶と梅昆布茶や、イカ入りのピザを用意。トイレや休憩所も完備している。

 同敷地内には、昨年5月にオープンしたqoulou cafe(コーローカフェ)もあり、冷えた体を温めるコーヒーや紅茶、ケーキやキッシュなども。雪あかり期間中は13:00から21:00まで営業。通常12:00〜20:00(水・木曜日定休)
 なお、雪あかりの路最終日の14日(日)、21:00から花火大会を実施。朝里川温泉スキー場から7分間打ち上げられ、花火と灯りのコラボレーションが楽しめる。
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