米空母「キティホーク」小樽港へ寄港要請!


kitty.jpg 横須賀を母港とする米海軍第7艦隊の空母「KITTY HAWK (キティホーク) CV-63」(82,000トン)が、7月1日(土)から5日(水)まで、小樽港に寄港要請していることが分かった。
 これは、5月29日(月)に海上保安庁から小樽港港湾管理者の山田勝麿小樽市長に対し、バース手配依頼があったことで明らかになった。
 「キティホーク」は、米空母「インディペンデンス」の後継として、1988(昭和63)年から横須賀港に配備されている。1961(昭和36)年に就役し、すでに艦齢45年を数える米海軍の現役最古参艦。長さ326.1m、幅83.2m、喫水11.3m、排水トン数82,000トン、乗組員数3,800人の通常動力推進空母。
 小樽港には、空母「インディペンデンス」が、1997(平成9)年9月5日から9日まで、民間港としては初の寄港を果たしている。2000(平成12)年10月13日から16日までは「キティホーク」が寄港している。小樽港に米空母が姿を現すのは今度で3回目となり、「キティホーク」は2回目の寄港となる。入港期間は、7月1日(土)08:00から7月5日(水)08:00までとなっており、横須賀港から親善・友好訪問の目的で小樽港に寄港することにしている。
 港湾管理者の小樽市は、5月30日(火)11:00から市役所で記者会見を開き、5月29日(水)に小樽海上保安庁から「キティホーク」寄港に伴う、バース手配要請があったことを発表した。
 鈴木忠昭助役は、「今後、慎重に対応していきたい。米軍の事件に対しての市民の意見などもありますし、今の時期的なことも含めてどうなのかということもあります」と話し、米海軍が求める6月9日(金)までの回答期限にとらわれず、慎重に対応することにしている。
 小樽市には、すでに過去2回の米空母の寄港実績があり、今回だけの要請拒否は出来ないものと思われ、結局7月には再び「キティホーク」が、その姿を小樽港に見せることになろう。