小樽観光協会は、小樽ゆき物語(11月21日〜2月14日)の関連事業として、「夜のまちなみ散策ツアー」を、今年度から実施している。宿泊施設等にチラシを配布し、外国人観光客に人気のツアーとなっている。
小樽や近郊の宿泊客に、夜の小樽を少しでも楽しんでもらい、外国人観光客には歴史的建造物などの説明を受ける機会をと、小樽観光協会のサポートガイドでおたる案内人の有資格者が案内し、外国人のために、運河プラザ観光案内所の国際インフォメーションセンターのスタッフやボランティアが外国人参加者に対応した通訳を務める。
小樽ゆき物語の初日の11月21日(土)からツアーを開始し、1月30日(土)までの金・土・祝日で全24回を予定し、これまでに20回開かれた。外国人観光客ばかりが集まった日もあり、約230名ほどが参加した。悪天候による中止はいまのところなく、順調に推移している。参加費は無料。
穏やかな天気に恵まれた1月22日(金)は、中国語グループ8名、英語グループ7名、日本人グループ5名の計20名が参加。定員10名をはるかに超える人気だった。
運河プラザ3番庫ギャラリーに18:20までに集合し、ガイド5名と通訳2名が3つのグループに分かれて出発。
旧安田銀行小樽支店前から、中央通りに立ち並ぶ歴史的建造物の説明を聞きながら、小樽郵便局から旧手宮線へ。その後、ホテルヴィブラントオタルで暖をとり、青にライトアップされた小樽運河を散策する1時間ほどのコースを楽しんだ。
日本人グループには、おたる案内人マイスター岩崎迪さんがガイド役となり、点在する歴史的建造物の特徴を細かく説明した。
中国語グループに参加の上海から訪れたテイ・オツさん(22)は、日本語弁論大会でのご褒美旅行で学生3名と先生4名で参加。
テイさんは、「小樽は初めて訪れた。童話の世界のとても綺麗なイメージで、歴史を知るともっと楽しめると思い参加した」と話した。
今年度から小樽ゆき物語ミニコンサートも、全24回開催でスタート。運河プラザ1番庫内に設置されたワイングラスタワーをバックに、週末ごとに、小樽在住者や小樽にゆかりのある様々なジャンルのアーティストが出演するミニコンサートを開催し、多い時には100名以上の聴衆が集まっている。
ワイングラスタワーの電飾を、単色から7色にグラデーションに変化するバージョンにグレードアップさせ、より幻想的な光景を醸し出し、アーティストと融合し、聴衆を満足させている。
1月22日(金)は19:00から19:30まで、同イベントに2度目の出演の恵庭市出身のシンガーソングライター・田高健太郎氏が、弾き語りではなく弾き殴りと名付ける熱いライブを繰り広げ、30名ほどが会場に集まった。
昨年8月全国リリースを果たしたシングル「東京」に収録の「ごめんなさい ありがとう」をはじめ5曲を歌い、聴衆を魅了した。
23日(土)は、小樽在住のサックス奏者・奥野義典氏が出演する予定。
◎関連記事